今日のニュース

気になったニュース

深海生物、イソギンチャク丸のみ…撮影に初成功

f:id:obaco:20170415080751j:image

サンゴノフトヒモの摂食行動(アクアワールド県大洗水族館提供)

 アクアワールド県大洗水族館(茨城県大洗町)は14日、深海をすみかとする貝の仲間「サンゴノフトヒモ」が、イソギンチャクを丸のみする映像の撮影に初めて成功したと発表した。

 この映像を館内の「深海ゾーン」で公開中だ。

 同館によると、サンゴノフトヒモは水深200~900メートルの海に生息しており、同じ環境下で生きたまま人工飼育することが難しく、摂食行動や生殖行動といった生態がほとんど謎に包まれているという。

 その解明に向け、同館は県の調査船が茨城県沖で採集した約10匹を、昨年9月から館内で慎重に飼育している。摂食行動の撮影に初めて成功したのは昨年11月下旬。その後も8回撮影できた。イソギンチャクを12時間以上かけてゆっくり食べるサンゴノフトヒモもいたという。

 同館魚類展示課主任の徳永幸太郎さん(39)は「丸のみという摂食の仕方も今回分かった。生態解明の大きな一歩ではないか」と、撮影成功の意義を説明する。

 今回の撮影は、16日に和歌山県白浜町で開催される日本貝類学会の大会で発表する予定だ。

2017年04月15日 07時58分    Copyright © The Yomiuri Shimbun