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米、超大型爆弾を初の実戦使用 アフガンでIS掃討

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米軍は大規模爆風爆弾を初めて実戦で使用した(2003年の爆発実験)=ロイター

 【ワシントン=永沢毅】米軍は13日、核兵器を除けば最大級の破壊力を持つ大規模爆風爆弾(MOAB)「GBU―43B」を投下してアフガニスタン空爆した。米メディアによると、実戦でこの爆弾を投下したのは初めて。過激派組織「イスラム国」(IS)が使用するトンネル施設を破壊する目的で、米軍の軍事力を誇示する狙いがある。
 米国防総省などによると、MOABを落としたのは現地時間の13日午後7時32分(日本時間14日午前0時2分)。特殊作戦に使う輸送機MC―130がパキスタンとの国境に近いアフガン東部ナンガルハル州のアチン地区で投下した。この地域には、ISの戦闘員が使用している洞窟やトンネルが複雑に張り巡らされているとされる。空爆の影響の詳細は明らかになっていない。

 トランプ米大統領は13日、記者団に「米軍を誇りに思う。作戦は成功裏に終わった」と成果を強調した。スパイサー米大統領報道官は同日の記者会見で「米国はIS打倒に真剣に取り組んでいる」と述べた。アフガン駐留米軍トップのニコルソン司令官は声明で「(トンネルなどを破壊し)攻勢を維持するのに最適な武器だ」と指摘した。

 トランプ政権はIS掃討を外交上の最優先課題のひとつに据えている。今回の爆弾の使用は掃討への決意を示すとともに、軍事力を誇示して掃討作戦を優位に進める狙いがある。トランプ氏は挑発行為を続ける北朝鮮に対する警告かどうかを記者団に問われると、直接には答えず「北朝鮮は問題だ。問題は処理される」と語った。

 シリアの空軍基地など軍事施設をミサイルで攻撃し、空母を朝鮮半島付近に向かわせるなど、トランプ政権は相次ぎ軍事力を誇示している。今回の空爆もこうした動きの一環とみられ、新たな核実験や弾道ミサイル発射が懸念される北朝鮮への警告だとの見方もある。

2017/4/14 7:58    日経新聞

 

 

イスラム国」に米軍、最強の爆風爆弾を初使用

 【ワシントン=黒見周平】米軍は13日、アフガニスタンイスラム過激派組織「イスラム国」に対し、核兵器ではない通常兵器では最大の威力があるとされる大規模爆風爆弾兵器「MOAB(モアブ)」を使用したと発表した。

 アフガン駐留米軍の発表によると、MOABは現地時間の午後7時32分、同国東部ナンガルハル州の「イスラム国」のトンネル複合施設に対して投下された。

 同軍のジョン・ニコルソン司令官は「『イスラム国は』は劣勢の中で爆発物や地下壕ごう、トンネルで防御を固めており、これらの障害を排除し、攻勢を維持するうえで適切な兵器だ」と説明している。

 MOABはMassive Ordnance Air Blastの略。2003年のイラク戦争に合わせて開発されたが、実戦で使われるのは初めて。その巨大な威力から、同じ頭文字をとって「Mother of All Bombs(すべての爆弾の母)」の異名がある。

2017年04月14日 06時54分    Copyright © The Yomiuri Shimbun