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土星衛星、地下の海に水素か…地球外生命に期待

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探査機カッシーニが撮影した、エンセラダスから噴き出す水(NASAなど提供)

 【ワシントン=三井誠】地球外生命が存在する有力な候補の一つとされる土星の衛星「エンセラダス」の地下の海に、細菌のエネルギー源にもなる水素分子が存在する可能性が高いとする研究成果を、米国の研究チームが発表した。

 論文は14日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 エンセラダスは土星を周回する直径約500キロ・メートルの衛星で、表面は2~60キロ・メートルの氷で覆われているが、地下の海水が宇宙に噴き出している。研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニが2015年に採取した、宇宙に噴出する水を分析し、水素分子を確認した。

 地球の深海にいる「メタン生成菌」は、水素と二酸化炭素からメタンを作り、生存に必要なエネルギーを得ている。エンセラダスの噴出物からは、これまで二酸化炭素とメタンが見つかっている。水素が加わると、メタン生成菌の生存に必要な条件がそろい、地球外生命が存在する期待が高まるという。
2017年04月14日 04時59分    Copyright © The Yomiuri Shimbun