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芭蕉の句入りの給食食器、生誕地の伊賀で登場

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芭蕉の句をプリントした俳句食器。手前はおかずの皿、奥が汁わん

 三重県伊賀市教委は、地元生まれの俳人松尾芭蕉(1644~94年)に親しみ、俳句への関心を高めようと、小中学校計7校に芭蕉の俳句をプリントした「俳句食器」を導入、10日の給食から子どもたちが使い始めた。

 市教委は「俳句食器の種類を増やしていきたい」としている。

 俳句食器は、汁わん、おかずの皿の2種類。汁わんは「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」「あら海や 佐渡によこたふ 天河あまのがわ」の2句。おかずの皿は「山路来て 何やらゆかし すみれ草」「さまざまの 事おもひ出す 桜かな」の両句を入れ、それぞれイラストを添えた各2種類を作った。

 今回、俳句食器を導入したのは上野東、上野西、久米、友生、青山、島ヶ原の各小と島ヶ原中。いずれも自校で給食を調理している。これまで使っていた食器を入れ替える時期になり、汁わん、おかずの皿とも3200人分を俳句食器に新調した。

 俳句食器は従来と同じ樹脂製で、費用は613万円。来年度はパンの皿、ご飯を盛り付けるおわんを俳句食器に入れ替える予定。パン皿には「古池や 蛙かわず飛びこむ 水のおと」「初しぐれ 猿も小蓑こみのを ほしげ也なり」。おわんには「閑しずかさや 岩にしみ入る 蝉せみの声」「蓑虫みのむしの 音を聞きに来よ 草の庵いお」をプリントする。

 市教委学校教育課は「伊賀にゆかりの句、有名な句を選んだ。(児童、生徒が)芭蕉さんと俳句に親しむきっかけになれば」としている。(中村総一郎)

2017年04月11日 10時08分    Copyright © The Yomiuri Shimbun