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「口の中は焼けるよう」…シリア、救助隊も被害

 【イスタンブール=上地洋実】シリア北西部イドリブ県での化学兵器を使ったとみられる空爆で、4日の爆撃直後に現場に駆けつけ、自らも二次被害を受けた救助隊員が、読売新聞の電話取材に応じた。

 当時の様子を語ったのは、民間救助団体「シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメッツ)」隊員のシリア人アブ・タレクさん(32)。被害状況の記録のため爆撃現場に入ったところ、「目が痛くなり、頭がズキズキし始めた。口の中は焼けるようだった」。次第に意識が遠のき、気付いた時には搬送先の野営病院にいたという。それだけ有毒ガスの濃度が高かったことを物語る。

 血清注射を20回以上打たれ、医者からは「サリンによるものだ」と説明された。6日までに退院したが、「体調は万全ではなく、まだ視覚にも問題が残っている」と訴える。被害者には、瞳孔が小さくなったり心拍数が低下したりするサリン中毒に共通する症状が出ていたという。
2017年04月10日 22時06分    Copyright © The Yomiuri Shimbun