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米中首脳、「北の核」解決の具体策では平行線

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7日、米フロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」で会談後、手を振るトランプ氏(左)と習氏(ロイター)

 【パームビーチ(米フロリダ州)=竹腰雅彦、大木聖馬】トランプ米大統領と中国の習近平シージンピン国家主席が6~7日にパームビーチで行った首脳会談で、習氏は北朝鮮の核・ミサイル開発問題を巡って米朝双方に自制を求め、在韓米軍への米最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」配備に反対する立場を改めて表明した。

 会談に同席し、新華社通信などの取材に応じた王毅ワンイー外相が明らかにした。最大の焦点を巡る議論は平行線に終わったことになる。

 王氏によると、習氏は会談で、国連の対北朝鮮制裁を完全履行する意向を示したが、問題の解決のためには、北朝鮮の核・ミサイル開発の停止とともに米国による韓国との合同軍事演習など「軍事的圧力」も停止するべきだと主張した。
2017年04月08日 22時25分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

米中首脳、関係構築を優先…台湾問題は影潜める

 【パームビーチ(米フロリダ州)=竹腰雅彦、大木聖馬】トランプ米大統領と中国の習近平シージンピン国家主席との首脳会談では、トランプ氏の当選以降、米中関係を動揺させてきた台湾問題が影を潜めた。

 両首脳は、初顔合わせでは個人的な信頼関係構築を優先し、中国側が自らの「核心的利益」として最重要視している問題について対立が表面化するのを避けた可能性がある。

 両首脳は会談後、大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」の敷地を散策し、一部報道陣の前で笑顔で握手してみせた。ただ、ともにスーツにネクタイ姿。習氏が2013年に就任後初めて訪米した際、当時のオバマ大統領とノーネクタイ姿で長時間を共に過ごし、「新時代の米中関係到来」をアピールしたのと対照的だった。
2017年04月08日 19時22分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

北朝鮮問題、中国に制裁完全履行促す 米中首脳会談終了

 トランプ米大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席による初の首脳会談は7日、米フロリダ州パームビーチで2日間の日程を終えた。トランプ氏は、北朝鮮問題で習氏に国連制裁の完全履行を促す一方で、中国の協力が得られなければ「米国が独自の行動をとる」と強調。米国の大幅な対中貿易赤字についても「100日計画」を立て、削減に取り組むことで一致した。

 両首脳は、2日間の会談で約7時間を過ごした。トランプ氏は「習氏との関係は深まった。今後、会談を重ねて問題を解決できると信じている」と指摘。習氏も「多くの分野で共通認識に至った」と語った。

 一方で、具体的な課題の進展はなかった。両首脳をトップに外交や経済など幅広い問題を話し合う4分野の「米中包括対話」を新設することでは一致。トランプ政権にとっては、対中関係を重視して協調路線をとったオバマ前政権とは一線を画し、期限を設けて中国側の行動を促す「結果重視」の姿勢を明確にした。

 会談後に記者会見したティラーソン国務長官によると、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル問題について「深刻な段階」に達しているとの認識で一致。国連制裁の完全履行を確認した。米政府当局者によると、履行しない場合は北朝鮮と取引がある中国企業を制裁対象にする意向を伝達。米NBCテレビによると、米政権は核兵器を在韓米軍に再配備することも検討している。この方針が習氏に伝えられた可能性がある。

2017年4月8日20時43分    朝日新聞デジタル