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リニア20年で地球47周分走行、21万人乗車

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報道各社に公開されたリニア中央新幹線の営業仕様車両「L0(エルゼロ)系」(2016年11月、都留市の山梨実験センターで)

 JR東海山梨リニア実験線超電導リニアモーターカーの本格試験を始めてから3日で20年を迎えた。

 走行距離は地球約47周分にあたる190万キロ・メートル、体験乗車者数は約21万人。2027年の東京―名古屋間開業に向けた実用技術の確立や、国民の信頼醸成に貢献した。

 「今年2月に営業線に必要な技術開発を終え、安全性や経済性などで評価を得た」。JR東海の柘植康英つげこうえい社長が5日の記者会見で胸を張った。

 JR東海が実験線の工事に着手したのは、国鉄の分割民営化から3年後の1990年。旧国鉄時代、ドル箱の新幹線の収益は赤字ローカル線などに消えていきがちだったが、民営化を機に強化されたのがリニアなど将来に向けた投資だった。

 97年4月の試験開始から9か月後、目標だった時速550キロ・メートルを記録。15年4月に記録した時速603キロ・メートルは、世界最速としてギネス記録にも認定された。

 海外輸出に向けた「ショーケース」の役割も担った。14年、キャロライン・ケネディ駐日米大使(当時)は安倍首相と乗車後、「この素晴らしい技術が米国にも恩恵をもたらしてくれれば」と語った。JR東海は今後もコスト削減や騒音低減などさらなる技術革新に挑む考えだ。

2017年04月06日 17時25分    Copyright © The Yomiuri Shimbun