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ブラックホール、初の直接観測に挑戦 国立天文台も参加

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ブラックホール直接観測のイメージ

 ブラックホールを直接観測する試みを、国立天文台などの国際研究グループが5日から始める。世界7カ所にある望遠鏡を使って解像度を大幅に高め、これまで捉えたことがないブラックホールの撮影を目指す。

 ブラックホールは、太陽のような恒星の寿命が尽きる際の大爆発などで生じる。ブラックホールの質量が周囲の天体の動きに影響を及ぼすため、間接的に存在を知ることはできるが、直接観測は難しかった。

 研究グループは、地球から約2万6千光年の位置にあるブラックホール「サジタリウスA(エー)*(スター)」を観測する。南米・チリにあるアルマ望遠鏡のほか、フランスやハワイ島など世界7カ所の望遠鏡で同時に観測してデータを合成。解像度をハッブル宇宙望遠鏡の約2千倍に高め、ブラックホール周囲のガスをとらえて、影を浮かび上がらせる。

 国立天文台の平松正顕助教は「世界中の天文台が協力することで、ブラックホールの姿を初めて描き出すことを期待している」と話している。(田中誠士)

2017年4月4日23時34分    朝日新聞デジタル