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小池知事、築地建て替え私案「一案として受け止め」

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記者会見で予算の成立についての質問に答える小池都知事(31日午後、都庁)
 東京都の小池百合子知事は31日の定例記者会見で、知事特命の市場問題プロジェクトチーム(PT)の小島敏郎座長が公表した築地市場中央区)を現地で建て替える再整備私案について「一案として受け止めている」と語った。4月に入ってから築地市場豊洲市場江東区)への移転延期問題を検討する庁内組織「市場のあり方戦略本部」を立ち上げる意図については「都としてまとめる必要が出てきた」と説明した。主なやりとりは以下の通り。

 「(豊洲市場の土壌汚染対策を検討する)専門家会議やPTで様々な調査・分析をしてきた。それらを踏まえて総合的な判断につなげるため、市場のあり方戦略本部を4月1日に設置し、3日に第1回会議を開く。主な検討事項は、都民の理解と納得を得るための情報を集約する。豊洲と築地の課題を整理する。物流環境が変化する中、市場の将来を考える」

 「2020年東京五輪パラリンピックで、開催都市としての都の責任を重くかつ真摯に受け止めている。費用負担についての都の基本的な考えを国、組織委の3者協議で提示する。オールジャパンで取り組むため、国の英断を強く期待する」

 ――PT座長が案を示した築地市場の現在地再整備は過去に頓挫している。実現可能性をどう評価しているか。

 「戦略本部で議論する。今回PTから出された案はセカンドオピニオンサードオピニオンだ。(1990年代に着手した再整備工事の時より)事業者が減り、種地が確保できる前提と聞いている。営業しながら建て替えた例では東京駅などがある。(築地再整備私案を)一案として受け止めている。全部包含する形で戦略本部で整理する」

 ――都議会公明党は戦略本部を6月開会の都議会第2回定例会までに結論を出してほしいと主張している。

 「4月3日に1回目のキックオフだ。基本的には、昨年11月に示した(豊洲市場への移転の行程表の)通りの流れだ」

 ――なぜ今、戦略本部を立ち上げるのか。

 「専門家会議やPTがある。都庁もある。都としてまとめる必要が出てきたと認識した」

 ――中央卸売市場の再編も検討するのか。

 「点としての築地市場ではなく、都として今後の市場のあり方の検討を目指す。広く物流も考える。そういうことを踏まえずに総合的な判断は下せない」

 ――東京五輪で国に求める英断とは何か。

 「(競技施設の)設計段階に入り、大会準備に支障ないよう、さらに準備を加速させる。国との役割の分担を進めたい」

 ――自民党東京都連が4月に開く都議選の決起集会に招待されているが、参加するか。

 「そういう話は聞いている。調整中だ」

2017/3/31 16:37    日経新聞