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スイスで300km地下物流網計画…無人車両で

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CST計画の地下トンネルを走行する無人コンテナの想像図(CST推進組織提供)

 【ジュネーブ=笹沢教一】スイスが遠隔制御の無人運転車両を利用した「次世代輸送システム」の開発に乗り出した。

 アルプスの山岳地帯を抱えるスイスでは、人や物資を運ぶのにコストも時間もかかる。貨物専用の地下トンネルを張り巡らせるなどして地理的欠点を克服し、経済の活性化を図る戦略だ。

 ◇CST計画

 次世代輸送システムの柱として注目されるのが「カルゴ・スー・テレイン(CST)計画」だ。地下50メートルに直径6メートルのトンネルを掘り、電力で動く無人コンテナを遠隔制御で走らせる。スー・テレインはフランス語で「地下」を意味する。

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 推進組織が昨年、計画を公表した。2030年までに総工費35億スイスフラン(3920億円)を投じて、中部ニーダービップと東部チューリヒを結ぶ約70キロ・メートルのトンネルを建設。将来的には、西端のジュネーブから東端のザンクトガレン(約300キロ・メートル。東海道新幹線の東京―三河安城に相当)まで、国土を横断する地下物流網を築くという。
2017年03月28日 11時50分    Copyright © The Yomiuri Shimbun