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野生のアホウドリ、80年ぶり小笠原諸島に戻る

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小笠原諸島を巣立ち3年ぶりに戻ってきた野生のアホウドリ(右)と、その母鳥(左)(東京都提供)(3月1日、小笠原諸島・聟島で)

 山階鳥類研究所などは24日、小笠原諸島(東京都)で人工飼育された親鳥から野生下で生まれ、3年前に巣立った国の特別天然記念物アホウドリ1羽が、同諸島に戻ったと発表した。

 小笠原諸島アホウドリは1930年代に絶滅しており、野生の個体が回帰したのは約80年ぶりという。

 この個体は2014年に同諸島の媒島なこうどじまから巣立ち、北太平洋に渡ったとみられる。今月1日、媒島の北にある聟島むこじまで確認された。

 アホウドリの繁殖地は伊豆諸島・鳥島と沖縄・尖閣諸島に限られ、生息数は伊豆諸島で推定4200羽。環境省などは08~12年、鳥島から聟島にひな70羽を移し人工飼育した。巣立ち後、2~5年で繁殖のため故郷に戻る。人工飼育世代などから、これまで小笠原諸島で野生のひな4羽が生まれた。同研究所の出口智広研究員は「野生の個体からひなが生まれれば、繁殖地を作る取り組みは成功と言える」と話している。

2017年03月24日 22時18分    Copyright © The Yomiuri Shimbun