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聖徳太子も鎖国も復活…「分かりにくい」と不評

政治・行政 教育

 文部科学省が2月に公表した中学校の次期学習指導要領の改定案で「聖徳太子」を「厩戸王うまやどのおう(聖徳太子)」に変更するとしていたことについて、元の表記に戻す方針を決めたことが20日、分かった。

 改定案に対する意見を国民から募ったところ、「分かりにくい」と不評だったためだ。「鎖国」の表記も復活させる。修正した次期指導要領は今月末に告示される見通し。

 中学校と同時に公表された小学校の次期指導要領改定案でも、現行の「聖徳太子」を「聖徳太子厩戸王)」と変更していたが、小中ともに「聖徳太子」に一本化する。

 文科省は改定案で、小学校では一般になじみのある「聖徳太子」を前面に出したが、中学校では「厩戸王」を前面に出した。「聖徳太子」は没後につけられた呼称であり、歴史学の研究を反映したとしていた。
2017年03月20日 19時19分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

聖徳太子」「鎖国」復活へ 指導要領改訂案を修正

 文部科学省が学習指導要領の改訂案で「聖徳太子」「鎖国」など、歴史上の人物や出来事などの表記を変えたことに対し、「教えづらい」「わかりにくい」などの批判が集まり、同省が一転、元に戻したり、復活させたりすることがわかった。こうした修正を反映した新指導要領は今月末に告示される。
 文科省は15日まで、改訂案についてパブリックコメントで意見を募ったが、特に不評だったのが聖徳太子の表記。改訂案では、小学校で「聖徳太子厩戸王(うまやどのおう))」、中学校は「厩戸王聖徳太子)」としていた。学会などの歴史研究を踏まえたもので、小学校ではよく知られた「聖徳太子」を、中学校では史実を重視して「厩戸王」を前に出した。ところが、「小中で表記が異なると教えづらい」といった声が相次ぎ、国会でも「連続性がなければいけない」「歴史に対する冒瀆(ぼうとく)だ」と批判された。

 このため、文科省は小中とも「聖徳太子」に戻し、中学の指導要領では「古事記日本書紀で『厩戸皇子』などと表記され、後に『聖徳太子』と称されるようになったことに触れる」と加えることにした。

2017年3月20日08時54分    朝日新聞デジタル