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豊洲百条委で浜渦氏「水面下交渉、東ガス提案」

社会 政治・行政

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都議会の百条委員会で質問に答える元副知事の浜渦武生氏(19日午後2時9分、東京都新宿区で)=田村充撮影

 東京・築地市場中央区)の豊洲市場江東区)への移転問題を調査する都議会の百条委員会は19日、豊洲の用地の所有者だった東京ガスとの交渉を担当した当時の副知事、浜渦武生はまうずたけお氏(69)を証人喚問した。

 浜渦氏は、同社との間で行われた「水面下交渉」について、「水面下という言葉は東京ガスから提案があった」と証言。都と同社の担当者間で結ばれ、同社が行う土壌汚染対策の範囲を限定することを認めた「確認書」については「全く知らない」と繰り返した。

 都の開示資料によると、浜渦氏は2000年10月に東京ガスとの交渉役となった。当時、同社は用地の売却に難色を示しており、浜渦氏が「そのことは水面下でやりましょう」と持ち掛けたとされる。
2017年03月19日 22時32分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

浜渦氏「水面下交渉が豊洲移転推進」 百条委一問一答

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豊洲市場移転問題に関する都議会の百条委員会の証人喚問で、答弁する浜渦武生元副知事(19日午後)

 東京都の豊洲市場江東区)を巡る問題で、都議会の百条委員会は19日、浜渦武生元副知事を証人喚問した。東京ガスと用地買収交渉をした浜渦氏が2000年に「水面下でやりましょう」と持ち掛けたとされる経緯については「『水面下』という言葉は東ガスの提案だ」と反論。一方で水面下の交渉が「事業を推進した」との認識を示した。主なやり取りは以下の通り。

 【自民・発地易隆氏】

 ――豊洲移転について石原慎太郎元知事は就任前からの既定路線だったと発言した。見解を。

 「私が担当したのは副知事になってから。特別秘書の時は知事ブリーフィングに同席していた。その時すでに豊洲移転はテーマになっていた」

 ――00年に浜渦氏が東ガス側に「水面下でやりましょう」と発言したとされるが、どういう意味だったか。

 「『水面下』という言葉は東ガスの方から提案があった。すでに(市場移転の話より先に)豊洲・晴海開発の話が進んでおり、(市場移転の話が急に出ると)自分たちがもたないから水面下でやらせてほしいという趣旨だった。交渉は先方の意向を忖度(そんたく)しないとうまくいかないので、(東ガス側に)結構ですと申し上げた」

 ――いつまで市場の担当をしていたのか。

 「私は(豊洲移転に関する01年7月の)基本合意までで、そこから先は触っていない」

 【自民・河野雄紀氏】

 ――豊洲の土壌汚染をどう考えていたか。

 「土壌汚染があるのは承知していた。きれいにするのは東ガスに責任を持ってやってもらわないといけない。経験・能力があるのは東ガスだ」

 ――改めて「水面下」の意味は。

 「東ガスが使ったので私もそれに応じた。『水面下』という単語を悪い言葉だと私は思っていない。事業を推進した言葉だ」

 【公明・谷村孝彦氏】

 ――01年7月には浜渦氏が東ガス側と交わした基本合意以外に、東ガスが土壌汚染対策費、都が護岸工事費を負担するなどとした確認書を結んでいる。存在を知っていたか。

 「文書があったことすら知らない」

 【東京改革・浅野克彦氏】

 ――豊洲問題について副知事退任以降も相談はなかったのか。

 「全くない。都が私を迷惑がっていた」

 【共産・吉田信夫氏】

 ――基本合意の後は分からないというが、03年5月に担当部長らが土壌汚染対策に関して相談する浜渦氏宛ての文書がある。受け取った覚えは。

 「ありません」

 ――基本合意には汚染対策について書かれていない。交渉時に東ガス側と確認があってしかるべきだったのではないか。

 「交渉は文書だけではない。一番は人間関係、信頼関係だ。東ガスが対策はするということで進んでいた」

 【都民ファースト・音喜多駿氏】

 ――確認書を結んだ当時の担当の野村(寛)部長から内容の報告は受けていないのか。

 「私は赤星(経昭)理事を通じて指示し、報告も受けている」

 【生活者ネット・小松久子氏】

 ――確認書が瑕疵(かし)担保責任の放棄への第一歩だったのでは。

 「それは皆さんのお考えであって、そういうことではない」

2017/3/19 19:40    日経新聞

 

 

 

浜渦氏「都と東京ガス合意、役人が勝手に」 豊洲百条委

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百条委員会に証人として出席、着席する浜渦武生元・副知事=19日午後0時58分、東京都新宿区、西畑志朗撮影

 東京都の豊洲市場の用地取得をめぐり、東京ガスと交渉にあたったキーパーソンの浜渦武生・元都副知事(69)が19日、都議会百条委員会に証人として出席した。土壌汚染対策費がふくらんだ一因と指摘される東ガスとの2者間合意は「知らない」とし、混乱を招いた責任については全面的に否定した。
 浜渦氏は2000年10月に東ガスとの交渉を始めた際、土地価格などについて「水面下でやりましょう」と話したとの記録が都側に残っている。百条委では、浜渦氏が「水面下」の交渉についてどこまで明らかにするかが焦点だった。

 百条委で浜渦氏は「水面下で」との言葉は東ガスから出たと説明。「交渉は先方の意向を忖度(そんたく)しないとうまくいかない。水面下で結構ですと申し上げた」と語った。東ガスの株主などを意識し、表の会議ではなく個別に折衝するという意味で、「悪い言葉とは思っていない」とした。

 ただ、自身が東ガスと豊洲移転の基本合意に至った直後、都の部長と東ガスが交わした水面下の2者間合意については「全く知らない」「(役人が)勝手なことをしてくれた」と述べた。2者間合意は東ガスの土壌汚染対策の範囲を限定する内容だが、浜渦氏は「東ガスがきれいにした土地でなければ買えない」と伝えたと説明した。

 一方で、土地取得へ向けた根回しの一端を明らかにした。00年に東ガスとの交渉担当副知事になった後、東ガス社長に近いとされた故佐藤信二・元通商産業相の元を訪れたり、豊洲の地元の江東区の区長らに「築地のように(にぎわう)場外市場があるようなものをつくっては」と提案したりしたという。

 また、交渉相手だった東ガス幹部の出身大などを調べ、同窓生を探してアプローチしたこともあったという。ただ「政治的圧力があったのでは」との指摘には「東ガスに失礼。政治的な圧力とかそういうことではない」と話した。

 浜渦氏の指示で都の理事が00年、東ガス側に「知事が『安全宣言』をしないと地価が下がるのでは」などと伝えたとされる問題については、「承知していない」と語った。

 都議会百条委は20日には、石原慎太郎元都知事の証人喚問を行う。当初は3時間の予定だったが、石原氏の体調などを考慮し、1時間に短縮された。

2017年3月19日21時30分    朝日新聞デジタル