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豊洲地下水、基準の100倍ベンゼン 前回調査上回る

小池都知事の築地移転に影響

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豊洲市場(東京都江東区

 東京都による豊洲市場江東区)の地下水モニタリングの再調査で環境基準の最大100倍のベンゼンが検出されたことが18日、分かった。昨年11~12月の前回調査では79倍で、これを上回る有害物質が検出された。小池百合子知事の築地市場中央区)の移転判断に影響を与えそうだ。
 結果は19日に公表する。再調査は豊洲市場内の29カ所で実施。複数箇所で飲み水の環境基準を超えた。ベンゼンだけでなく、シアンも検出した。

 豊洲市場東京ガスのガス工場の跡地。かつて高濃度の有害物質が検出されたため、都が土壌汚染対策を施した。

 モニタリング調査は2014年11月から実施してきた。1~7回目は有害物質を検出せず、8回目は基準をわずかに上回るベンゼンヒ素が出た。前回の9回目で有害物質の数値が急激に悪化。そのため、1月30日から3月上旬に再調査を実施していた。

 また豊洲市場への移転問題を検証する都議会「百条委員会」が18日午後に開かれた。都と東京ガスが11年に結んだ土壌汚染対策に関する協定書で、東ガスの負担を78億円とし、それ以上の負担を求めない「瑕疵(かし)担保責任」の放棄などについて、元中央卸売市場長4人らを証人喚問した。

 協定書を結んだ時の市場長である岡田至氏は、瑕疵担保責任の放棄を「石原慎太郎知事に説明したと思う」と証言した。石原氏は3日の記者会見で「報告も相談も受けていない」と発言している。石原氏は20日に百条委に出席予定で発言の食い違いが焦点になりそうだ。

 土壌汚染対策費は東ガスの負担分も含め、総額586億円と見込まれたが、最終的に約860億円まで膨らんだ。都は東ガスに追加負担は求めなかった。

2017/3/18 20:12    日本経済新聞 電子版

 

 

環境基準100倍超のベンゼン検出…豊洲再調査

 東京・豊洲市場江東区)の地下水モニタリング(継続監視)の再調査を実施した四つの調査機関が、前回調査で環境基準の79倍のベンゼンが出た調査地点から、それぞれ数十倍から100倍超のベンゼンを検出したことが、関係者への取材でわかった。

 「不検出」が環境基準のシアンも、複数地点で検出したという。

 2回連続で高い濃度の有害物質が検出されたことで、小池百合子都知事は、築地市場中央区)の移転の可否について、難しい判断を迫られることになる。

 1月に公表された前回9回目の調査では、ベンゼンが35地点で最大79倍、ヒ素が20地点で同3・8倍、シアンは39地点で検出された。7回目までは基準を超えず、8回目で最大1・4倍のベンゼン、1・9倍のヒ素が検出された。9回目の結果が、8回目までより異常に高かったことから、専門家会議は、数値が高かった地点を中心に、29地点で再調査していた。
2017年03月18日 15時00分    Copyright © The Yomiuri Shimbun