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「幻のサイダー」17年ぶり復活へ…レシピ発見

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復活を目指す「養老サイダー」のボトルを手にする中村会長

 日本最初のサイダーといわれ、2000年に製造中止になるまで親しまれた「養老サイダー」を復活させようと、岐阜県養老町観光協会が準備を進めている。

 養老改元1300年祭のメイン行事のある今秋の発売を目指す。

 養老サイダーは1890年(明治23年)に、大垣町(現・大垣市)で創業した開屋(後の養老サイダー)が「伊吹サイダー」の商品名で製造を開始。1900年頃、より質の良い水を求めて、養老公園養老町)内に事業所を移転し、日本の名水百選として知られる湧水「菊水泉」を使うようになり、名称も養老サイダーに変えた。炭酸の強い味が特徴で、「東の三ツ矢サイダー、西の養老サイダー」と呼ばれるほど有名だったという。

 4代目当主の日比野泰敏さんが2000年6月に亡くなり、同年12月に製造が中止されたが、問い合わせや復活を望む声があり、中村一・町観光協会長らを中心に、関係者が昨年秋から「幻のサイダーの復活を」と、会合を重ねてきた。

 インターネットで出資を募る「クラウドファンディング」などによる資金調達や、委託製造を検討中だ。中村会長は「改元1300年祭のメイン行事がある今秋、かつてのボトルやラベルを復刻してお披露目したい」と話している。

 計画が進む今月9日、日比野さんの妻文子さん(74)が、自宅でサイダーのレシピを見つけた。文子さんは、「レシピを活用してほしい。再び養老サイダーができると思うと、信じられないくらいうれしい」と喜んでいる。

(湯山誠)

2017年03月18日 13時46分    Copyright © The Yomiuri Shimbun