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化石の「たまり場」か、福井で過去最多の発掘

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発掘した化石についてレプリカを使って説明する東洋一・特別館長(左)と柴田正輝研究員(勝山市の県立恐竜博物館で)

 福井県立恐竜博物館は、勝山市北谷町杉山で行った今年度の恐竜化石発掘調査で、単年度で過去最多という3000点以上の脊椎動物の化石を発掘し、これまでで最も見つかりやすいエリアに到達したと発表した。

 草食恐竜フクイサウルスとみられる保存状態の良い化石が見つかり、頭骨の一部など初めて発見された部位もあるという。同館は「化石の『たまり場』である可能性が高く、今後多くの発見が期待できる」としている。

 調査は昨年8~9月に行われ、延べ約500人が参加した。1989年から白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層を調査し、今年度はフクイラプトルやフクイサウルスが見つかったのと同じ層で、過去最多の3386点の脊椎動物の化石を発掘した。

 化石のクリーニング作業の結果、フクイサウルスとみられるイグアノドン類など重要な化石が見つかった。歯が残った上顎の骨や、今までに発見されていなかった前頭骨と後眼窩骨こうがんかこつ(頭、右目周りの一部)、尺骨と橈骨とうこつ(肘から手首)も確認。周辺の化石が見つかれば、頭の形やかみ合わせの解明が期待できるという。

 このほか、フクイラプトルの可能性がある獣脚類(ティラノサウルスなど主に肉食の恐竜)の下顎の一部や、竜脚類(首や尾の長い草食恐竜)の足の甲も見つかった。

2017年03月15日 17時28分    Copyright © The Yomiuri Shimbun