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1歳娘にインスリン投与 傷害容疑で准看護師の母逮捕へ

 大阪府高槻市で昨年7月、当時1歳の長女(2)に、糖尿病治療などに使われるインスリンを投与して低血糖状態にさせたとして、大阪府警が8日、高槻市内に住む准看護師の母親(21)について、傷害容疑で逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材でわかった。8日午後に逮捕する方針。長女は一時意識不明になったが、回復したという。母親は府警の任意の事情聴取に「身に覚えがない」と話したとされる。

 捜査関係者によると、母親は昨年7月中旬、長女が入院中の病院内などでインスリンを注射するか飲ませるかし、低血糖にさせた疑いがある。長女は一時、集中治療室に入った。現在、児童相談所で保護されている。インスリンは正規の治療で得たものでないとみられ、府警が入手経路を調べる。乳児に投与すると、けいれんや意識障害を起こす危険があり、死亡につながる恐れもあるという。

 長女は、母親が「発熱によりけいれんを起こす」と病院に訴え、入院した。数日後、長女の血糖値が急激に下がったのを不審に思い、医師が府警に通報。院内の防犯カメラを確認し、長女の体調に異変が生じたころに病室に出入りしたのは母親しかいないと判断したという。

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 〈インスリン〉 血液中に含まれる糖を体の細胞に取り込む働きをするホルモン。食事で血糖値が上がると大量に分泌される。インスリンの分泌や作用が十分でないと、血糖値が慢性的に高い状態の糖尿病になる。逆に、インスリンが過剰になると意識障害や昏睡(こんすい)などを起こす危険がある。静岡県長泉町の病院では2015年4月、看護師にインスリンを過剰に投与された60代男性が8日後に死亡した。

2017年3月8日12時42分    朝日新聞デジタル