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沖縄の野鳥、首都圏で目撃相次ぐ 温暖化で北上か

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東京都内の公園で目撃された、リュウキュウサンショウクイ(1月、大室清さん提供)

  もともと沖縄や九州南部に生息していた野鳥「リュウキュウサンショウクイ」の目撃情報がこの冬、東京都や埼玉県で相次いでいる。環境省地球温暖化などで生息域が北上した可能性があるとみている。

 「以前、奄美大島で見たことがあった。まさか、都内にいるとは思わなかった」。東京都府中市の大室清さん(81)は1月上旬、市街地にある公園でリュウキュウサンショウクイを見つけ、写真に収めた。

 リュウキュウサンショウクイはスズメ目の小鳥で全長約20センチ。全国的に減少しているサンショウクイの亜種とされる。「琉球」の名のとおり、1970年代までは沖縄諸島や九州南部に分布し、沖縄県レッドデータブックでは「準絶滅危惧種」に分類されている。

 ところが、NPO法人バードリサーチが2010年、目撃情報の提供を呼びかけたところ、九州、四国、関西から報告された。その後も東海、関東で報告が相次ぎ、この冬初めて東京都や埼玉県でも報告があった。今月1日時点で、埼玉県から沖縄県まで23都府県で目撃されたという。

 色もさえずりも地味で、ペットとして人が持ち込んだとは考えにくいという。バードリサーチの三上かつらさんは「冬にもピリリリという特徴的な声で鳴くので、過去に観察されていれば報告があったはず。生息域の北上は最近のこととみられる」という。

 環境省の全国約1千カ所で自然の変化を監視する調査でも、05~07年は見つかった場所が沖縄や九州南部の6カ所だったが、08~12年には29カ所に増え、福岡県や高知県でも見つかった。(小堀龍之)

2017年3月5日06時36分    朝日新聞デジタル