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名古屋コーチン、新種鶏を開発…体重が1割増

経済 動物

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新たな名古屋コーチンの種鶏「NGY7」のオス(右)とメス(愛知県農業総合試験場提供)

 愛知県農業総合試験場(長久手市)が、高級地鶏「名古屋コーチン」の新たな種鶏「NGYエヌジーワイ7」を開発した。

 体重が1割ほど増え、育成段階での生存率が高くなっており、試験場の長尾健二主任研究員は「コーチンの養鶏農家の収益が上がり、市場の流通量増加につながってほしい」と期待している。

 現在、県内の孵化ふか場4か所で飼育されている名古屋コーチンの種鶏は、試験場が1991年度に開発した「NGY3」。

 試験場は、2004年度から新たな種鶏の研究に着手し、岩手県農業研究センターに保存されていた血縁の遠いコーチンの卵の提供を受け、NGY3との交配を重ねた。生まれた子の中で、比較的大きなオスとメスとをかけ合わせることを繰り返し、今年1月、NGY7の開発が完了した。成体の平均体重はオスで平均約4・4キロ・グラム、生後150日の生存率は98・9%。NGY3の約4キロ・グラム、95・2%からいずれも上昇している。

 5月から畜産総合センター種鶏場(安城市)でNGY7の増殖を始め、来年春には県内の孵化場にひなが供給される予定。19年夏以降、養鶏農家からNGY7で生産された鶏肉が出荷される計画だ。

 県は、名古屋コーチンの生産増と普及拡大に力を入れており、昨年県内で年間98万羽だった肉用の生産体制を200万羽まで拡大することを目指す。

 また、1905年3月10日に日本家禽かきん協会に国産実用品種第1号に認定されたことを記念する「名古屋コーチンの日」に合わせ、3月4日から12日まで、名古屋コーチンを使っている県内外の飲食店など約260店で、割引などのフェアが行われる。(池田寛樹)

2017年03月01日 15時58分    Copyright © The Yomiuri Shimbun