今日のニュース

気になったニュース

世界に1つの剣竜骨格化石、初公開…恐竜博物館

f:id:obaco:20170202092451j:image

組み立てられるへスペロサウルスの全身骨格(福井県勝山市の県立恐竜博物館で)

 福井県勝山市の県立恐竜博物館はジュラ紀後期(約1億5000万年前)に生息していた、草食の剣竜「へスペロサウルス」の実物全身骨格化石を公開している。

 背中に並ぶ剣板と、尾のトゲが特徴。全身骨格化石の展示は初めてで、同館でしか見られないという。

 へスペロサウルスは、同じ剣竜の「ステゴサウルス」の仲間で北米大陸を中心に生息したとされる。ステゴサウルスに比べると、剣板が丸みを帯びており、体は一回り小さい。体に比べて頭も非常に小さいため、発達した脳を持たず、活発ではなかったとみられる。しっぽのトゲは敵に襲われた時の防御に役立ったと考えられるという。同時期の北米大陸には、肉食恐竜のアロサウルスも生きていた。

 今回公開される化石は、全長6メートル、高さ2メートル80で、1980年代に米国のワイオミング州で発掘された。へスペロサウルスの実物骨格はこの1体しかなく、2001年にこの化石を基に新種と報告された。同館は15年に入手。学名を付ける基準になる標本を購入できるのは珍しいといい、公開の準備を行ってきた。

 同館は、へスペロサウルスに加え、日本初公開となるヨロイ竜「エドモントニア」や、水生で全長12メートルにもなる首長竜「エラスモサウルス」、角竜「トリケラトプス」など計14点の展示も予定している。

 東洋一特別館長は「実物の化石は、表面の質感がレプリカと違う。組み立て作業を見られるのも珍しい」と来館を呼び掛けている。

2017年02月02日 07時17分    Copyright © The Yomiuri Shimbun