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肺がん疑いの患者を1年間放置…意識ない状態に

 東京都港区の慈恵医大病院で2015年10月、救急外来の検査を受けた町田市の男性患者(72)を「肺がんの疑いがある」と診断したにもかかわらず、約1年間、治療をせずに放置していたことが同病院への取材でわかった。

 主治医が報告書を見落としたことが原因とみられる。男性患者は現在、がんが進行するなどし、意識がない状態という。

 同病院によると、男性は15年10月、体調を崩して救急外来を受診し、コンピューター断層撮影法(CT)検査で、肺がんの疑いがあると診断された。検査した放射線科の医師は結果を報告書に記載したが、主治医が見落としたという。

 その後、約1年間が経過した昨年10月、体調不良を訴えた男性を改めて検査したところ、肺がんが確認されたという。厚生労働省は、関係者から事情を聞くなどして経緯を調べる方針。

 同病院は「患者とご家族に心よりおわびする。全力で治療を尽くし、再発防止に努めたい」としている。

2017年01月31日 21時12分     Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

「肺がん」1年放置、容体悪化=検査結果見落とす―慈恵医大病院

 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)が、検査で肺がんの疑いが指摘された72歳の男性患者について、約1年間適切な治療をしていなかったことが31日、分かった。

 担当医が検査結果を見落としたことが原因で、男性は手術もできないほどがんが進行、現在意識がない状態という。

 同病院によると、男性は肝臓の持病で通院しており、2015年10月に入院した際にコンピューター断層撮影(CT)検査で肺に影が見つかった。放射線科の医師は「がんの疑いがあり、早期に精査が必要」と報告書に記載したが、消化器肝臓内科の担当医らが見落とし、がんの治療はしなかった。

 男性は昨年10月に貧血などを訴えて再び入院し、CT検査で肺がんと診断された。既に手術や抗がん剤治療はできない状態だった。内部調査の結果、報告書の放置などが原因と判明。病院はミスを認め、12月に本人や家族に謝罪した。

 同病院は「外来、入院、検査の各医師の連携が不十分で、重大事項を注意喚起する体制もなかった」と説明。「本人と家族に心よりおわびし、全力で治療し、再発防止に努める」とコメントした。 

時事通信     1/31(火) 14:55