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「長女との面会拒否1回100万円」夫に命令

社会 裁判

 別居中の長女(13)との面会交流が裁判で認められたのに夫が応じないとして、外国籍の妻が1回の拒否につき100万円の支払いを夫に命じるよう求めた間接強制の申し立てについて、東京家裁(棚橋哲夫裁判官)が申し立て通りの決定をしていたことがわかった。

 妻側代理人の棚瀬孝雄弁護士によると、面会拒否を巡る間接強制で認められる金額は通常、拒否1回につき5万~10万円程度で異例の高額だという。

 昨年10月4日付の決定などによると、50歳代の夫と40歳代の妻は2011年に別居。長女は当初、妻と同居したが、夫が小学校から連れ帰り、現在は夫と暮らしている。妻が面会交流を求めて申し立てた審判では、同家裁が15年12月、「長女が連れ去られるおそれがある」などとした夫側の主張を退けた上で、月1回5時間の面会を認めた。審判はその後確定したが、夫は面会に応じず、妻が昨年7月、間接強制を申し立てた。

 棚橋裁判官は決定で「夫は既に退けられた主張を繰り返し、任意で面会に応じることは期待できない」と指摘。夫の資力も考慮し、1回の拒否につき、100万円を支払わせるのが相当だと判断した。棚瀬弁護士によると、夫側は決定を不服として東京高裁に抗告した一方、面会には応じ、妻と長女は昨年11月に会うことができたという。

2017年01月21日 21時39分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

  

娘との面会拒否、1回100万円の支払い命令 東京家裁

 別居している母親に長女を会わせる約束を父親が守らないとして、応じない場合は父親が1回あたり100万円を母親に支払うよう命じる決定を東京家裁(棚橋哲夫裁判官)が出したことが分かった。別居中の親子が定期的に会う「面会交流」では、守らない親に裁判所が金銭の支払いを命じる「間接強制」の多くが数万円から10万円程度と言われており、異例の高額だ。

 決定は昨年10月4日付。父親は決定を不服として東京高裁に抗告した。

 決定などによると、父親は2011年に家を出た後、長女を小学校から連れ帰って転校させた。長女と会えない状態が続いた母親の申し立てで、東京家裁が15年12月、月1回5時間の面会交流を認めたが、父親は応じなかったという。

 母親の間接強制の申し立てに対し、父親は「面会すれば母親が長女を連れ去る危険性がある」などと主張したが、同家裁は「もはや任意での実施を期待できない」と判断。父親の収入が高額であることなどを考慮し、約束を守らない場合の強制金の額を「1回100万円」とした。この決定の後、母親と長女の面会が実現したという。

2017年1月21日19時51分    朝日新聞デジタル