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「青いケシ」新種、ブータンで採取 山岳地帯で3種発見

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「青いケシ」のメコノプシス・メラケンシス(吉田外司夫さん提供)

 「青いケシ」として知られるメコノプシス属の新種を、千葉県在住の植物写真家、吉田外司夫さん(67)と英国の植物分類学者らの研究チームが相次いで3種発見した。ブータンの標高4千メートル前後の山岳地帯で標本の採取に成功した。外国人が入りにくい国境近くのエリアで、これまで調査が進んでいなかったという。

 2013年から15年にかけて調査し、論文にまとめた。ブータン西部では、やや赤みを帯びた紫色の花を咲かせる「メコノプシス・エロンガタ」が群落を形成しているのを確認した。ほかの2種は東部で見つけた。「メコノプシス・ガキディアナ」は大型で背の高さが1・2メートルに達する。「メコノプシス・メラケンシス」は、茎に鋭いトゲがびっしりと並ぶのが特徴だ。

 吉田さんは「ブータン政府が調査に協力してくれたおかげで、新種の存在を明らかにすることができた。今後さらに調べれば、未知の植物や昆虫がまだまだ見つかりそうだ」と話している。

 メコノプシス属はヒマラヤ山脈や中国南西部などに分布、色鮮やかな花を咲かせることで知られ、これまで70種あまりが見つかっている。ケシ属とは別で、麻薬成分は取れない。(山本智之)

2016年12月24日10時29分    朝日新聞デジタル