墜落した飛行機に搭乗していたとみられるシャペコエンセの選手ら(23日の試合で)=ロイター
【ロサンゼルス=田原徳容】ブラジルのサッカーチーム「シャペコエンセ」の選手らの乗ったチャーター機が28日夜(日本時間29日昼)、コロンビアの山中に墜落した。
コロンビア運輸航空当局によると、乗客乗員81人のうち75人が死亡、6人は救助された。シャペコエンセには日本のJリーグで活躍した監督や複数の選手が所属しており、このうち何人かが事故機に乗っていた可能性がある。
29日、コロンビア山岳地帯の墜落現場で捜索する救助隊員(AP)
チャーター機はボリビア南部サンタクルスを28日に飛び立ち、コロンビア第2の都市メデジンに向かっていた。墜落したのはメデジン近郊で、ロイター通信によると、機体は二つに割れ、尾翼が破損していた。事故原因はまだ判明していないが、地元メディアは同機が電気系統でのトラブルを報告後、レーダーから消えたと報じた。墜落現場での救出活動などは悪天候の中で行われた。
2016年11月30日 07時53分 Copyright © The Yomiuri Shimbun