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十字ギツネ、試練の越冬 背中に独特の模様 大雪山麓

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雪の中を歩く「十字ギツネ」=10月31日、大雪山麓、動物写真家・神田博さん撮影

 雪が降りしきる大雪山麓(さんろく)の森の中から、こちらをキッと見つめる「十字ギツネ」。北海道旭川市の動物写真家神田博さん(68)が撮影した。
 「十字ギツネ」は、首から背中にかけて黒っぽい十字模様があるキタキツネの野生個体。黒灰色の毛色の遺伝子をもともと持っており、まれに現れる。

 神田さんは2010年から、同じ場所で十字模様の母ギツネが子育てする姿をカメラで追い、13年には子ギツネ9匹のうち、4匹に十字模様があることを確認している。

 ところが昨年、この母ギツネが交通事故で死んだ。「もうだめか」とあきらめかけていたところ、今年5月に赤褐色の母ギツネが生んだ2匹のうち1匹に十字模様があり、その後も観察を続けてきた。

 雪の中の十字ギツネは今年生まれの子どもとみられるという。神田さんは「成長した十字ギツネが冬を越せるかどうかわからないが、これからも十字ギツネの観察を続けたい」と話した。(深沢博)

2016年11月26日08時50分    朝日新聞デジタル