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「津波襲来予見できた」大川小犠牲、学校に過失

社会 裁判

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仙台地裁前で勝訴の旗を掲げる佐藤美広さん(左)ら原告の遺族(26日午後3時13分、仙台市で)=冨田大介撮影

 東日本大震災津波で犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが市と県を相手取り、計23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に対し、計約14億2658万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 高宮健二裁判長は、当時、市の広報車が高台への避難を呼びかけていたことなどから、現場にいた教員らには「津波が襲来することを予見し、認識できた」とした上で、すぐそばの裏山へ避難させずに児童らを死なせた過失があったと認定した。

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勝訴判決を受けた記者会見で、涙を流す原告の遺族ら(26日午後4時11分、仙台市で)=関口寛人撮影

 訴えていたのは、死亡・行方不明となった児童23人の遺族ら29人。判決によると、地震発生後、教員らの指示で児童は校庭に避難した。児童らは校庭に待機後、約150メートル離れた交差点付近の「三角地帯」と呼ばれる北上川堤防近くの高台への移動を開始。川をさかのぼった津波が堤防を越え、移動開始直後に巻き込まれた。児童74人、教職員10人の計84人が死亡・行方不明となり、当時学校にいて助かったのは児童4人と教員1人だった。
2016年10月26日 22時03分    Copyright © The Yomiuri Shimbun