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三菱重、大型客船から撤退…不審火などで損失

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三菱重工業が巨額の特別損失を出す原因となった大型客船「アイーダ・プリマ」(3月14日、長崎市で)

 三菱重工業は18日、不振が続く造船事業の見直し策を発表した。

 巨額の損失を出した大型客船の受注から事実上、撤退する。国内造船業界では、川崎重工業も造船事業の縮小・撤退も視野に見直しの検討を進めている。世界的な受注減が予想される中、業界では事業縮小や、コスト削減に向けた提携で苦境を乗り切ろうとする動きが活発化しているが、先行きは見通せない。

 「欧米向けの大型客船は当面できない。コスト的にも成り立たない」

 三菱重工の宮永俊一社長は記者会見で、総トン数が10万トンを超える大型客船の建造をやめると明言した。今後は貨客船や中小型の客船に受注を限定する。

 撤退を余儀なくされた原因は、2011年に米クルーズ大手から2隻受注した大型客船だ。工期が大幅に遅れ、損失は2400億円超に膨らんだ。1番船は設計の変更や不審火などで引き渡しが1年も遅れ、2番船は現在も建造中だ。
2016年10月18日 22時52分    Copyright © The Yomiuri Shimbun