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イラク、モスル奪還作戦開始 「イスラム国」掃討へ重大局面

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17日未明、モスル奪還作戦の開始を宣言するイラクのアバディ首相(前列中央)=首相の公式フェイスブックから、AP

 【カイロ支局】イラクのアバディ首相は17日未明(日本時間同日朝)、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配するイラク第2の都市、モスルの奪還に向けた軍事作戦を始めた、と国営テレビで宣言した。モスルはISにとってイラク最大の拠点。米軍主導の有志連合の空爆などによってISの劣勢が続くなか、過激派組織の掃討へ重大な局面を迎える。
 アバディ首相は軍幹部とともに国営テレビに出演し「この時が来た。勝利は近い」と強調した。そのうえでモスルの市民に対して「我が軍はモスルからISを排除し、あなた方を自由にする」と呼びかけた。

 ISは北部のモスルを2014年6月に制圧し、イラク最大の拠点として実効支配を広げる要衝としてきた。

 イラクは米軍の支援を受けながらIS支配地域の奪還作戦を展開している。今年6月には中部の要衝ファルージャを取り戻し、年内のモスル奪還へ準備を進めてきた。ISはシリアでも支配地域を縮小しており、モスルを失えば大きな打撃になる。

 AP通信によると、作戦にはクルド自治政府の治安部隊や民兵も参加し、総勢2万5千人を超す規模になる見通し。カーター米国防長官は「IS打倒へ決定的な局面だ」との声明を出し、米国と有志連合は支援の準備ができていると強調した。

2016/10/17 11:50    日経新聞