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38億年前の大陸誕生を再現? 西之島、安山岩で組成

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 噴火によってできた小笠原諸島西之島が、38億年前に地球で大陸が誕生した過程を再現している可能性を示す研究を、海洋研究開発機構のグループが発表した。27日、研究成果が英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 同機構の田村芳彦上席研究員(地球科学)によると、地球上の大陸は主に安山岩で出来ている。一方、海底火山からは玄武岩のマグマが噴出することがわかっており、海に覆われた初期の地球から、大陸がどのようにできたのかは謎だった。

 グループは伊豆諸島と小笠原諸島の地殻の構造や、海底火山から噴出する岩石を調査。地殻の厚さが30キロメートル以上の伊豆諸島で玄武岩が生成され、30キロメートル未満の小笠原諸島では安山岩ができていた。

 地殻が薄いと下にかかる圧力が小さく、水分を多く含んだマントルからマグマが分離する。マグマの成分が濃くなり、二酸化ケイ素が多い安山岩ができるとみられる。田村さんは「西之島の噴火は単なる島の拡大だけでなく、初期地球を模している」と話している。(野中良祐)

2016年9月27日18時38分    朝日新聞デジタル