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難民支援、総額4600億円上積み 首脳級サミット 米大統領「人間性への試練」

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国連の難民サミットで演説に臨むオバマ米大統領(19日、ニューヨーク)=AP

 【ニューヨーク=川合智之、酒井恒平】オバマ米大統領は20日、ニューヨークで開催中の国連総会で首脳級の難民サミットを開いた。オバマ氏は「難民危機は我々の人間性への試練だ」と述べ、各国に難民支援を要請。これを受けて各国は、2016年に国連などへの難民支援の拠出金を前年より45億ドル(約4600億円)上積みするほか、各国が受け入れる難民数を計36万人超とほぼ倍増させることで合意した。
 サミットは52カ国・機関が参加した。各国は難民の子供100万人に教育を受ける機会を提供し、難民100万人に職業支援することも表明した。

 米国は世界銀行が立ち上げた中低所得国向けの支援計画に対し、5年間で5千万ドル超を提供する。米は10月から1年間で11万人の難民を受け入れることも表明している。

 米企業51社も6億5千万ドルを投資・寄付すると表明した。最大は5億ドルを投じる著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドで、難民や移民が創設したベンチャー企業などに資金支援するという。

 訪米中の安倍晋三首相も同サミットで演説し、難民支援で世界銀行を通じて新たに1億ドル規模を拠出すると表明した。難民留学生の受け入れを巡っては、日本政府は今後5年間で最大150人のシリア難民留学生の受け入れを表明している。首相はその家族も迎える考えを示した。「引き続き、難民1人ひとりに寄り添う支援を続ける」と訴えた。

 国連難民高等弁務官事務所UNHCR)によると、世界の難民数は15年末時点で約6530万人に上り、前年に比べて約580万人増えた。国連主催の難民・移民サミット(19日)は154カ国の首脳・閣僚らが参加。難民受け入れや支援負担を各国が公平に分担することで合意した。

2016/9/21 10:53    日経新聞