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容疑者、発見者を装う言動 西東京のアパート住人殺害

 部屋の中を見たら人が倒れていた――。東京都西東京市のアパートで無職多田和代さん(79)が首を切られて死亡していた事件で、殺人容疑で警視庁に逮捕されたアルバイト平岡大容疑者(30)は、事件直後の8月初め、警察や知人らに発見者を装うような言動を繰り返していたという。
 平岡容疑者とアルバイト先で同僚だった女性は、事件発覚翌日の8月3日早朝、駅でたまたま平岡容疑者に会った。平岡容疑者は、自分が住むアパートであった事件について自ら話し始め、「いまも警察で事情を聴かれていた」と話し、こう説明したという。

 「隣の(多田さんの部屋の)玄関ドアが開いていて、中を見たら人が倒れていた。助けようと中に入ったら、首から血が出てて倒れていた」

 警視庁によると、平岡容疑者は事件発覚直後の8月2日夜、発見者として田無署を訪れ、同様の話をしていたという。ところが、事件から約1カ月半後の9月16日夜、それまで「隣人」として事情を聴かれていた警視庁の捜査員に「話があるので明日来てくれ」と電話で伝え、対面した捜査員に「自分が殺した。なかなか言い出せなかった」と打ち明けたという。

 平岡容疑者はどんな人物だったのか。アルバイト先の男性店長によると、平岡容疑者は日本国籍だが、日本人の父とフィリピン人の母とのハーフで、フィリピンで育ったと話していたという。「日本語はほとんど話せず、英語も苦手で、タガログ語しか話せなかった」。仕事のやりとりは他のフィリピン人従業員を通してしか出来なかったという。

 勤務態度はまじめだったというが、「歯医者に行く」と言って急に休んだり、シフトを守らなかったりすることもあった。無断欠勤もあったため、店長は7月中旬に解雇した。8月1日に最後の給料を取りに来たときも不審な点はなかったという。

 平岡容疑者と多田さんが住んでいたのは8世帯が入居する2階建ての小さなアパート。警視庁によると、平岡容疑者が引っ越してきたのは今年6月で、2カ月間の隣人関係だった。会えばあいさつを交わす程度の間柄だったという。

 平岡容疑者は警視庁の調べに容疑を認め、「トラブルがあった」と説明しているが、その具体的な中身はまだ明らかになっていない。

2016年9月18日02時20分    朝日新聞デジタル

 

 

西東京のアパート住人殺害、隣人の男を殺人容疑で逮捕

  東京都西東京市のアパートで8月、住人の無職多田和代さん(79)が首を切られて死亡していた事件で、警視庁は17日、多田さんの隣の部屋に住むアルバイト平岡大容疑者(30)を殺人容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め、「直前にトラブルがあった」などと話しているという。

 捜査1課によると、平岡容疑者は8月初め、西東京市田無町5丁目のアパートの多田さん方で、一人暮らしだった多田さんの首を鋭利な刃物のようなもので切りつけ、殺害した疑いがある。今年6月から多田さん方の隣で暮らしていたといい、「自宅から持ってきた包丁で首を切った。包丁は捨てた」などと説明しているという。

 多田さんは玄関近くに倒れていた。首には約13センチの傷があり、死因は首の動脈切断による失血死だった。

2016年9月18日00時35分    朝日新聞デジタル