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ドローン、60キロ先から操縦 LTE基地局活用 千葉大発VB、ドコモと

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ドローンに搭載したスマホを通じ飛行情報を送受信する=自律制御システム研究所提供
 小型無人機(ドローン)開発の千葉大学ベンチャー、自律制御システム研究所(千葉市、野波健蔵社長)は高速通信回線「LTE」を使ったドローン飛行実験を始めた。機体にスマートフォンスマホ)を載せ、NTTドコモの携帯基地局を通じ遠隔操縦する。電波法の規制緩和で初めて可能となった実験で、物流や警備などでの実用化につなげる。

 無線の電波を使うドローンは、操縦できる範囲が通常1キロメートル程度に限られるが、LTE網を使えば遠隔操縦が可能となる。今回、神奈川県横須賀市にあるNTTドコモR&Dセンタの敷地内で飛ばすドローンを、約60キロメートル離れた千葉市から操縦することに成功した。

 携帯電話は電波法によって上空での利用が制限されている。総務省は7月、携帯電話会社がスマホなどを搭載したドローンの試験飛行を可能にする規制緩和を実施。ドコモが免許を取得し、自律制御システム研究所と共同で9日から実験を始めた。ドローンから送られる映像や飛行状況も確認できる。

 既存のインフラを利用するため新たな設備投資が必要なく、ドローン普及に弾みがつく。今後、上空での通信状況や地上の通信への影響を調べ、実用化に向けた課題を洗い出す。

2016/9/17 13:02    日本経済新聞 電子版