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石原氏が豊洲「コンクリ箱」案…「安くて早い」

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 東京・築地市場中央区)の移転先となる豊洲市場江東区)の建物の下に盛り土がなかった問題で、元知事の石原慎太郎氏が在任中の2008年5月、建物の下に「コンクリートの箱」を埋め込む案の検討を指示していたことが分かった。

 都が専門家会議の提言と異なる地下空間を設けたことに、石原氏の指示が影響していた可能性がある。

 石原氏は08年5月30日の定例記者会見で、専門家会議の議論を踏まえた上で、海洋工学の専門家の意見を紹介。「土壌の汚染をどうやってクリーンアップするかではなく、もっと違う発想でものを考えたらどうだ。要するにコンクリートの箱を埋め込むことで、市場(の建物)を支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか」などと専門家会議の意見に異論を唱えた。

2016年09月15日 15時00分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

石原氏「豊洲地下にコンクリの箱を」 知事当時に発言

 元東京都知事石原慎太郎氏が知事在任中の2008年5月、豊洲市場江東区)の敷地の土壌汚染対策について、地下にコンクリートの構造物を埋め込む案に言及していた。有識者でつくる専門家会議は2カ月後、盛り土などによる汚染対策を提言したが、都はその後、地下に空間をつくる設計をした。

 石原氏の発言は、08年5月30日の定例記者会見でのもの。専門家会議は同月19日の会議で、敷地全体の土壌を入れ替えて盛り土をする方針を決めていた。石原氏は汚染土壌を取り除いた後の措置について、「箱ですね。コンクリートの。(略)それを埋め込むことで、その上に、市場としてのインフラを支える」と、専門家会議の方針とは違う案を外部の研究者からの提案として紹介。「ずっと安くて早く終わるんじゃないかということでしたね」と話した。

 当時は汚染対策費の圧縮が課題となっており、670億円との試算について、石原氏は「そんなお金じゃ済まないでしょう」(同年5月16日)などと指摘。専門家会議での議論に関して、「もっとほかの、つまり可能性もですね、技術的なことをリサーチするのは私たちの責任だと思います」(同23日)と述べることもあった。

 石原氏は12年に知事を辞職。豊洲市場の主な施設の地盤に盛り土がない問題が発覚した後の今月13日、BSフジの番組で「(盛り土がないことは)聞いてません。僕はだまされたんですね」などと話した。石原氏の事務所は15日、朝日新聞の取材に対し、「テレビで話した以上のコメントはありません」とした。

2016年9月15日11時32分    朝日新聞デジタル