今日のニュース

気になったニュース

米大統領、スー・チー氏と会談 「制裁解除の用意」

f:id:obaco:20160915143115j:image   

 14日、米ワシントンのホワイトハウスで握手するオバマ大統領(右)とミャンマーアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=UPI共同

 【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は14日、訪米したアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とホワイトハウスで会談した。スー・チー氏訪米は3月末のミャンマー新政権への移行後初めて。オバマ氏は会談後、記者団に対し「我々が科していた制裁を解除する用意がある」と表明した。

 オバマ氏は「(ミャンマーは)社会、政治的に顕著な転換があった」と述べ、民主化の進展を評価した。制裁解除によって米国の投資を加速させ、ミャンマーの経済成長と民主化を支援する考えを明らかにした。

   スー・チー氏は「我々の経済を害するすべての制裁を解除する時が来た」と歓迎の意を示した。米が懸念するイスラム教徒の少数民族迫害についても、人権状況の改善に取り組む考えを表明。「憲法はまだ完全に民主的ではない」とも述べ、国会議席の4分の1を軍人に割り当てる現行憲法の改正の必要性を訴えた。

 オバマ氏はミャンマー経済制裁の解除時期は「間もなくだ」と表明した。5月にケリー米国務長官ミャンマーを訪問、ミャンマー国営企業・銀行の一部を制裁対象リストから除外したが、100以上の個人・団体がリストに残っていた。米メディアによると、軍政回帰を防ぐため一部制裁は継続する見通し。

 またオバマ氏は発展途上国からの輸入関税を減免する「一般特恵関税制度」のミャンマーへの適用を再開することを決め、議会に通知した。同制度は発展途上国の輸出品への関税を優遇し、成長を後押しする仕組み。米国は1989年以降、対ミャンマー制裁の一環として同制度適用を中断していた。

2016/9/15 10:24    日経新聞