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生活保護受給者の預金12万円、市の担当職員が着服

 大阪府豊中市の職員でケースワーカーの女(36)が、担当していた生活保護受給者の女性の預金計約12万5千円を着服していたことが、市などへの取材でわかった。女性には知的障害があり、府警は窃盗事件とみて調べている。市は職員を懲戒処分にする方針。

 市などによると、受給者の女性は8月24日、収入を申告するために市役所を訪れた際、この職員から「口座に何が入っているの」などと尋ねられ、財布を持って自動現金出入機(ATM)まで誘導された。職員が財布内の女性のキャッシュカードを使ってATMを操作し、女性に暗証番号を押させ、現金を着服したとみられる。女性はその場をいったん離れ、後で職員から財布を渡された際、キャッシュカードが抜き取られていたが、気づかなかったという。

 女性は8月末、家賃が引き落とされなかったため口座を調べ、現金が引き出されているのがわかった。9月8日に情報提供を受けた市が職員を調査。現金を着服し、キャッシュカードを処分したと認め、「生活費に困ってやった。ばれないと思った」と話したという。市は女性に謝罪し、職員を自宅待機させている。

 職員は約1年前から女性の担当で生活相談に乗っていた。市福祉事務所の今井誠所長は「社会的弱者に対しあってはならないこと。申し訳ない」と話した。(吉村治彦)

2016年9月15日05時04分    朝日新聞デジタル