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LINEが格安スマホ参入…月500円から

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LINEは格安スマホのサービスを始めた(5日午後、東京都渋谷区で)

 無料通話アプリのLINEは5日、スマートフォン向けの格安通信サービス「LINEモバイル」を始めた。

 これまでのアプリの提供に加え、スマホの端末やサービスを利用できる「SIMカード」の販売に乗り出す。6000万人を超える利用者を持つLINEが格安スマホ市場に参入したことで、競争がさらに激しくなりそうだ。

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 「スマホのユーザーは、通信料金の高さに悩まされている」。LINEの舛田淳取締役は都内で開いた発表会で、格安スマホに勝算があることを強調した。

 LINEモバイルの契約者は、音声通話やメッセージ、写真、動画のやり取りなどができるLINEアプリのデータの通信料が無料になる。最安プランはデータ通信のみで月500円(税別)。フェイスブックツイッターが使い放題になるプランも月1110円(同)から提供する。

2016年09月06日 09時07分  Copyright © The Yomiuri Shimbun
 
 
 

LINE「500円スマホ」参入 安さの理由

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スマートフォン事業の概要を発表するLINEモバイルの嘉戸彩乃社長(5日午後、東京都渋谷区)

 月額500円でLINE使い放題――。競合ひしめく格安スマホ事業への参入を5日発表したLINE。そのセールスポイントは自社の対話アプリサービスの低価格での提供だ。LINEユーザーにとっては破格に見える新サービス。どのくらいお得なのだろうか。

 「LINEを使いたいからスマートフォンスマホ)を持ちたいというユーザーは多い」。5日、都内で開いた記者会見。LINEの舛田淳取締役が強調したのは、自社の対話アプリと格安スマホの相性の良さだった。

 「LINEフリー」と名付けた最安のプランの利用料は月額500円。これでLINEが使い放題だ。これとは別に1ギガ(ギガは10億)バイト分までのデータ通信も可能となる。スマホでLINEばかり使っている消費者や、これからLINEを使ってみよう、という消費者にとってはかなり「お得な」サービスにも見える。

 もっとも、500円には500円の理由がある。使い放題になるのはLINEの通話とトーク、タイムラインの閲覧や投稿のみ。人気のゲームや音楽などのサービスは対象外だ。LINEアプリを使わない音声通話もできない。

 LINEはスマホのヘビーユーザー向けプラン「コミュニケーションフリー」も月額1110円から提供する。こちらはLINEに加えてフェイスブックツイッターについても使い放題をうたっている。だが、フェイスブックの場合、SNS(交流サイト)サービスは無料で使えても、LINEと競合する対話アプリ「メッセンジャー」は使えない。消費者は「フリー」という名前を聞いて飛びつくと、期待していたサービスが使えない恐れがある。

 格安スマホサービスで料金プランが分かりにくいのは、何もLINEに限った話ではない。今年に入って競争が本格化しているが、格安スマホ各社は、どこも大手通信会社の料金体系と比べた場合の格段の「安さ」をアピールしている。だが、データの通信量に制限があったり、1回の通話時間が制限されたりするケースもある。消費者にとっては、「格安」に踊らされることなく、サービスの内容や料金体系をじっくり見極めることが欠かせない。(中尚子)

2016/9/5 16:35 日経新聞