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相模原事件の容疑者措置入院関与の医師の1人、指定医資格を不正取得か

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件で、殺人容疑で逮捕された植松聖(さとし)容疑者(26)が事件前に措置入院した際の手続きに関与した精神保健指定医の1人が、不正に指定医の資格を取った疑いがあることが2日、厚生労働省への取材で分かった。厚労省は診断自体に問題がなかったかどうかも含め、詳しい経緯を調べている。この医師は資格の返上を申し出ているという。

 昨年、聖マリアンナ医大病院(川崎市)で指定医の資格を不正取得した問題が発覚。23人が資格を取り消されたのを受け、厚労省が全国でほかにも不正取得がないか調べているなかで、浮かび上がった。

 植松容疑者は「他人を傷つける恐れがある」として2月19日に緊急で措置入院が決まり、22日に正式に措置入院したが、3月2日に「他害の恐れがなくなった」として措置を解除された。容疑者は退院し、その後に殺傷事件が起きた。厚労省は正式な措置入院を決めたときの判断にかかわった2人のうち1人が不正に資格を取った疑いがあるとみている。

 精神保健指定医の資格を取るには、医師として5年以上、精神障害の診療で3年以上の経験のほか、自らがかかわった8症例以上のリポートを提出する必要がある。

2016年9月3日11時04分 朝日新聞デジタル

 

 

精神指定医100人不正疑い…「相模原」関連も

 全国の複数の医療機関の精神科医が、強制入院などの判断を行う「精神保健指定医」の資格を不正に取得していた疑いのあることが、厚生労働省の調査でわかった。

 不正取得が疑われる医師とその指導医は計100人前後に上り、神奈川県相模原市知的障害者施設で起きた殺傷事件で、逮捕された容疑者の強制入院措置に関わった医師も含まれているという。

 同省は、各医師の弁明を聞く聴聞の手続きを進めており、早ければ月内にも、処分の是非を決める同省の審議会部会を開く。

 指定医を巡っては、昨年4月、聖マリアンナ医大病院(川崎市)で、11人が十分に治療に関わっていない患者を診療したと偽るなどして、資格を不正取得していたことが発覚。取得時に提出する症例リポートについて、複数の医師が同じ患者のものを使っていたが、厚労省の審査では見抜けなかった。このため、同省が過去5年間に申請された医師のリポートを調べていた。

2016年09月02日 15時03分  Copyright © The Yomiuri Shimbun