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MRJ、米の試験飛行拠点での開所式を中止

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 国産初のジェット旅客機「MRJ三菱リージョナルジェット)」を開発している三菱航空機は1日、米ワシントン州の試験飛行拠点で9日に予定していた開所式の中止を決めた。

 開所式には、州知事をはじめ日米の政財界やメディア関係者を招待する予定だった。米国でのMRJの認知度を高め、受注の上積みにつなげる狙いがあった。今後、関係者を個別に招いて見学会などを行う。

 MRJは8月27日、28日に米国に向けて愛知県を出発したが、空調システムの監視センサーが誤作動し、いずれも引き返した。三菱航空機は製造メーカーと連携し、誤作動の原因を調べているが、再出発の見通しは立っていない。

2016年09月02日 07時35分  Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

MRJ空調異常、センサー誤作動が原因と断定

 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発している三菱航空機は29日、27日と28日の飛行中止の原因となった空調システムの不具合は、センサーの誤作動によるものだったと断定した。

 ただ、誤作動の理由はまだ不明で、製造元の米メーカーと連携して調査を急ぐ。現時点では、米国の試験拠点に向けた飛行再開のメドは立っていない。

 不具合が出ていたのは、機内の温度や湿度、気圧などを一定に保つための監視システムという。MRJには同型のセンサーが二つ付いているが、米国の拠点に向けた27日の飛行では両方とも「異常」を検出した。一部の電子部品を交換して28日に再び飛行したが、今度は一つのセンサーで「異常」が出た。

2016年08月30日 07時53分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
 
 

2度引き返しのMRJ、不具合究明急ぐ
米拠点の開所式影響も

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県営名古屋空港に引き返してきたMRJの試験1号機(28日、愛知県豊山町

 国産ジェット旅客機「MRJ」が2日連続で米国行きの飛行を中断した問題で、開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は29日、原因となった空調システムの不具合の原因究明に追われた。同社は9月上旬に米国で開く試験拠点の開所式までに現地に機体を持ち込む考えだが、台風などの悪天候も重なり、難しい判断を迫られそうだ。

 MRJの試験1号機は27日、今後の飛行試験の拠点となる米国に向け、県営名古屋空港(同)を離陸したが、空調システムの故障を検知したとして同空港に帰還。同システムの監視機能のコンピューターに故障が見つかり、部品を交換して28日に改めて出発したが、再びシステムの故障を検知して引き返した。

 同社の担当者は28日の不具合について「原因は検証中」と話しており、米国への再出発の見通しは立っていない。

 MRJは設計変更などで開発スケジュールの延期を繰り返してきた経緯がある。昨年11月、当初計画から4年遅れてようやく初飛行にこぎ着けたが、その翌月には4度目の納入延期を発表している。今回は2日連続のトラブルで米国行きを阻まれた形だが、同社は空調システムの不具合は飛行性能に直接影響を及ぼすものではないとして「(2018年半ばの)納期への影響はない」と説明する。

 MRJの商用運航に必要な「型式証明」を取得するには、累計2500時間に及ぶ飛行試験が必要となる。現時点で130時間超をこなしているが、同社は残る大半を気候条件などに恵まれた米国で行う方針。これまでの遅れを取り戻すため1日も早く機体を持ち込みたい考えだ。

 9月9日には米ワシントン州モーゼスレイクの空港にある試験拠点で開所式を予定しており、大勢の地元関係者らを招待している。試験機は数カ所を経由して3~4泊の航程で米国に渡るため、機体の到着を間に合わせるには、9月上旬には出国する必要がある。同社は不具合の原因調査と並行して、渡航時期を探る。

2016/8/29 21:06 日経新聞

 

 

 

MRJ、28日以降の再飛行検討

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27日午前、愛知県豊山町県営名古屋空港を離陸するMRJ。この後、同空港に引き返した

 三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産ジェット旅客機MRJの試験1号機が27日、今後の試験飛行の拠点となる米国に向けて県営名古屋空港(同町)を離陸した。だが空調システムに不具合が出たため、約1時間後に同空港に引き返した。機体を点検して整備などの対策をとり、28日以降の再出発を検討する。

 同社によると、MRJは離陸後、機体のシステム全体の機能を確認していたという。空調システムは機内の換気や温度調節を担うもので、今回見つかった不具合は飛行の安全への影響はないものの、航程の長さを考慮して引き返したという。

 当初の計画では北海道など数カ所を経由して数日後に米ワシントン州モーゼスレイクの空港に到着する予定だった。

 MRJは度重なる開発スケジュールの変更で納期の延長を繰り返しており、同社は2018年半ばに予定している納入に向け、晴天率の高い米国の拠点で飛行試験を本格化させる方針を掲げている。今回の不具合で米国への機体の持ち込みが遅れるが、同社は「納期への影響はない」と説明している。

2016/8/27 20:30 日経新聞

 

 

 

MRJ、とんぼ返り 米へ向け離陸の後…

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27日午前、愛知県豊山町県営名古屋空港を離陸するMRJ。この後、同空港に引き返した

 三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」の試験1号機が27日午前、今後の飛行試験の拠点となる米国に向け、県営名古屋空港(同町)を飛び立った。ただ飛行後、空調システムに確認が必要な箇所が見つかったとして、約1時間後に同空港に引き返した。

 MRJは2018年半ばに量産初号機の納入を予定しており、商用運航に必要な型式証明の取得には累計2500時間に及ぶ飛行試験をこなす必要がある。同社は計5機ある飛行試験機のうち4機を今年中に米国に運び、気候条件などに恵まれた環境で試験を本格化する予定。北海道やロシアなどを経由し、数日かけて米ワシントン州モーゼスレイクの空港に到着する予定だった。

 MRJは昨年11月に試験1号機が初飛行に成功。2号機は今年5月に初飛行し、3、4号機も近く飛行試験に投入される予定だ。

2016/8/27 13:35 日経新聞