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信州大王イワナ 出荷始まる

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出荷が始まった「信州大王イワナ」(1日、長野市で)

 県がブランド化を進めている「信州大王だいおうイワナ」の出荷が1日、始まった。「信州サーモン」に並ぶブランド魚に育てようと、県は同日、関係団体によるお披露目会を長野市内で開き、歯ごたえの良い肉質やなめらかな食味をアピールした。

 信州大王イワナは、県水産試験場が量産技術を確立した。染色体を3組持つのが特徴で、卵を作らない代わりに通常のイワナよりも成長が早い。孵化ふかから2年半ほどで重さが1キロを超え、通常のイワナの約2倍になる。県調理師会の湯本忠仁会長は「大型でもさわやかな味が特徴。刺し身など生で食べるのに向いている」と魅力を説明する。

 出荷が始まったのは、県内15の養殖業者が2014年秋から育てたもので、1年間で約6トンが県内の旅館や飲食店で提供される。今後も養殖を続け、将来は年間30トンの生産を目指す。

 お披露目会には阿部知事も出席し、「『海なし県でもおいしい魚がある』と伝え、観光振興につなげたい」と述べた。

2016年09月02日  Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

 

長野県、信州大王イワナを初出荷 「ブランド魚」へ育成急ぐ

 長野県は1日、大型のイワナ「信州大王イワナ」のお披露目会を長野市で開いた。県水産試験場(安曇野市)が開発した稚魚を育てた養殖業者が同日から出荷を始め、県内のホテル、旅館、飲食店などで賞味できるようになる。今年度の出荷量は6トンの見込みで、「信州サーモン」に次ぐ県産ブランド魚として観光客にも楽しんでもらう。

 通常のイワナは産卵を前に成熟し痩せてしまうが、大王イワナは加温処理により成熟も産卵もしない三倍体なので、2年半から3年で1キロを超えて大きくなる。年間を通じて味が落ちず、高タンパクで低脂質、低カロリーなのが特徴だ。

 県は長野県調理師会に調理師向けのレシピ考案を依頼。この日は刺し身、ムニエル、甘酢あんかけなど和洋中の13種類のレシピが披露された。同会の湯本忠仁会長は「川魚の臭みがなく、歯応えと滑らかさがある食材」と評価する。

 1匹1~2キロの大きさで出荷され、価格は1キロ2000円程度と信州サーモンよりやや高い。養殖業者らでつくる信州大王イワナ振興協議会の会員は31社にまで増えており、県は5年程度で出荷量30トンを目指す。

2016/9/2 7:00 日経新聞