和歌山市塩屋1丁目の土木建設会社「和大(わだい)興業」で4人が死傷した拳銃発砲事件で、30日夜に同社近くで発見された溝畑(みぞばた)泰秀容疑者(45)=殺人と殺人未遂容疑で全国に指名手配=に対し、和歌山県警は31日午前2時半現在も、投降するよう説得を続けている。溝畑容疑者は集合住宅2階の通路にいるといい、拳銃を2丁持って、1丁を自分に向けているという。

 県警によると、30日午後9時10分ごろ、和大興業近くの同市塩屋5丁目で、元従業員から「溝畑(容疑者)が自転車で走っている」と110番通報があった。パトカーで駆けつけた県警の警察官が自転車で走行中の男を発見。男は溝畑容疑者で、午後10時25分ごろ、追跡中のパトカーに向けて持っていた拳銃を4発発砲し、パトカーの窓ガラスが割れた。

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(写真:産経新聞

 パトカーは午後10時35分ごろいったん見失ったが、県警が周辺一帯を規制線で封鎖する中、31日午前0時ごろには、溝畑容疑者のものとみられるナイフのようなものが入ったかばんやシャツ、肌着などが見つかった。午前1時すぎには近くで溝畑容疑者を再度発見。集合住宅に逃げ込んだため、警察官らが建物を取り囲んでいる。集合住宅は計11部屋あるとみられ、少なくとも4室には住民がいるという。

2016年8月31日03時11分 朝日新聞デジタル