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台風迷走で記録的大雨 上陸直前まで水分蓄え

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台風10号の大雨で堤防が決壊した空知川(31日、北海道南富良野町)=共同

 異例の進路をたどった末、観測史上初めて太平洋岸から東北に上陸した台風10号。上陸後も記録的大雨を降らせ、東北と北海道に大きな被害をもたらした。

 気象庁の観測では、31日までの24時間降水量は、岩手県岩泉町では194ミリと、8月1カ月分の平年値を24%上回った。同久慈市では223ミリ、堤防が複数決壊した北海道南富良野町でも171ミリ。同上士幌町では72時間の降水量が351ミリと観測史上最多だった。

 大雨の要因の一つが、10号がたどった特異なルートだ。太平洋上を移動し、回り込むように東北地方に上陸した。西日本や関東に上陸した後に東北を通過する台風と異なり、直前まで海から水分を蓄えた。

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 東北地方の地形も影響した。台風がもたらす風が北上山地にぶつかり、山の斜面に沿うように上昇気流が発生。雨をもたらす積乱雲を一段と発達させたと考えられる。

 河川の氾濫が相次いだことについて、安田進・東京電機大教授(地盤工学)は「直前の低気圧による降雨が続き、台風に耐える余裕が河川になかった」と分析する。

 小本川では地形も被害拡大の要因になったようだ。グループホーム「楽ん楽ん」の周辺は傾斜が緩やかで土地が開け、山間部を流れてきた川の水がたまる構造になっており「洪水が起きやすい地形と考えられる」(国土地理院の担当者)。

 東北や北海道は台風被害が比較的少なく、備えが十分だったかの検証も求められそうだ。

 北海道によると、氾濫が確認された11河川のうち7河川では堤防の整備や川の拡幅などの改修が済んでいた。過去のデータなどに基づき改修したものの「これほど短時間に大量の雨が降ると川も耐えきれない」(道の担当者)。

 京都大防災研究所の中川一教授(河川工学)は「想定していた治水対策を超えるような雨が降った可能性が高い」と指摘。住民の避難訓練などの重要性を強調する。

2016/8/31 20:44 日経新聞

 

 

台風10号、東北横断…日本海温帯低気圧

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台風10号が接近し、岸壁を乗り越える高波(30日午後0時57分、宮城県石巻市で)=冨田大介撮影

 大型の台風10号は30日午後6時前、岩手県大船渡市付近に上陸した。

 気象庁によると、太平洋側からの東北地方への上陸は1951年の統計開始以来初めて。北日本の太平洋側を中心に、これまでの大雨で土砂災害の危険性がかなり高まっている地域があり、同庁は警戒を続けるよう呼びかけている。

 気象庁によると、台風10号は30日午後9時前、青森県沖の日本海に抜け、31日午前0時、温帯低気圧に変わった。中心気圧は976ヘクト・パスカル。最大風速は30メートルで、中心の東側650キロ以内と西側440キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。

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台風の接近と満潮の時間が重なり浸水した宮城県気仙沼市の沿岸部(30日午後3時29分)=武藤要撮影

 関東や東北では30日、風雨が強まり、午後7時までの24時間雨量は、埼玉県秩父市で238ミリ、岩手県久慈市で230・5ミリを観測。最大瞬間風速は、同県宮古市で午後6時過ぎに37・7メートルを記録した。

 31日夕までの24時間に予想される雨量は、北海道で200ミリ、東北で150ミリなど。最大風速は東北で35メートル(最大瞬間風速50メートル)、北海道で30メートル(同45メートル)と予想されている。

 30日は交通機関が大きく乱れ、東北各地の空港を発着する便を中心に、全日空日本航空の合わせて100便以上が欠航。JR東日本によると、東北・北海道新幹線秋田新幹線は、上下線50本以上が運休した。

2016年08月31日 01時23分  Copyright © The Yomiuri Shimbun
 
 
 
 

台風10号、30日夕に東北上陸か   記録的大雨の恐れ

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黄円は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域。白の点線は台風の中心が到達すると予想される範囲。薄い赤のエリアは暴風警戒域

 強い台風10号は29日、関東の南海上を北に進んだ。気象庁によると、台風は次第に加速しながら西寄りに進路を変え、30日夕方ごろに暴風域を伴ったまま東北地方に接近、上陸する見通し。東北地方では記録的大雨になると気象庁はみており、土砂災害や洪水に警戒するよう呼びかけた。

 太平洋側から東北地方に台風が直接上陸すれば1951年の統計開始以来、初めてとなる。

 台風10号は29日午後6時時点で八丈島の東南東約340キロにあり、中心気圧950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル。中心から110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。

 太平洋側から湿った空気が流れ込む影響で北日本や東日本の広い範囲で激しい雨が降る恐れがあり、東日本では30日に、北日本では30日から31日にかけて局地的に1時間80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れがある。

 30日午後6時までの24時間雨量は東北地方の太平洋側と山間部を中心に、多いところで350ミリと「平年の8月1カ月分の降水量を超える記録的な大雨」(気象庁)になる見込み。関東甲信では200ミリ、北海道と北陸でも150ミリという。

 東北ではこれまでの相次ぐ台風で地盤が緩んでいるといい、気象庁は土砂災害や洪水に備えて自治体のハザードマップを確認したり、事前に避難経路を確認しておくことなどを呼びかけた。

 30日までの最大風速と最大瞬間風速はそれぞれ、東北地方で35メートルと50メートル、北海道地方で30メートルと45メートル、関東地方で23メートルと35メートル、北陸地方で20メートルと30メートルと予想している。

2016/8/29 19:27 日経新聞

 

 

台風10号、あす夕にも東北上陸か 過去に例のない事態

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28日、衛星から撮影された台風10号=NASA(米航空宇宙局)/AFP時事。破線で日本列島などの輪郭を強調した

 大型で非常に強い台風10号は29日、東京・八丈島の南を北東に進んでいる。30日には関東の東側に接近し、同日夕から夜には東北地方に上陸する恐れがある。気象庁は、北日本を中心に局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るとして警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、統計がある1951年以降、東北の太平洋側から上陸した例はない。上陸すれば1カ月の上陸数は4個となり、62年8月以来3例目となる。

 台風10号は29日正午現在、八丈島の南東約340キロを1時間に25キロの速さで進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。30日未明までに、勢力が一段階低い「強い台風」に変わり、千葉県銚子市の南東約360キロに達する見通しだ。

 台風は30日夕から夜には暴風域を伴って東北に上陸し、31日未明に日本海に抜けるとみられる。台風の接近前から北日本と東日本の広い範囲で激しい雨が予想され、気象庁は「川の氾濫(はんらん)や土砂災害に注意し、明るいうちから避難してほしい」と呼びかけている。

 30日にかけて最大風速は東北で35メートル、北海道や関東で23メートルの見込み。関東では30日の通勤時間帯で強い風や雨に注意が必要だ。同日昼までの24時間雨量は東北、関東甲信の多いところで200ミリ、31日昼までの雨量は東北で300~500ミリと予測される。(小川崇)

2016年8月29日10時33分 朝日新聞デジタル

 

 

迷走の台風10号、30日にも本州上陸の可能性

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 日本の南の海上を迷走していた台風10号が、非常に強い台風となり、異例の進路をたどって30日にも本州に上陸する可能性が高まった。

 26日現在は沖縄・南大東島の南の海上を東に進んでおり、28日には台風の強さの分類で最も強い「猛烈な台風」に発達する見通しだ。気象庁が注意を呼びかけている。

 気象庁によると、10号は19日に東京・八丈島の東で発生。日本付近で台風が発生するのは珍しいという。日本の南の海上を南西方向に進み、その後、ブーメランのように戻る珍しいルートをとる見込みとなった。26日午前9時現在、中心気圧は945ヘクト・パスカル、最大風速は毎秒45メートルで、最近立て続けに日本に上陸した台風9号や11号よりも勢力が強いという。

2016年08月26日 12時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

台風10号、Uターンし週明け本州へ 猛威増して上陸か

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台風10号(26日6時現在)

 沖縄の南海上でほぼ停滞していた台風10号は、週明けの30日に本州に接近し、上陸する可能性が高まっている。気象庁によると、いったん本州に近づいた後、Uターンして再接近する例は珍しいという。同庁は「これまでの台風より勢力が強いと予想される。大雨や暴風に注意してほしい」と警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、台風10号は19日に伊豆諸島近海で発生。本州に近づいたが、日本列島を挟む東西の高気圧に進路をふさがれて北上できず、南西に進んだ。その後は日本の西側の高気圧に阻まれ、沖縄県南大東島の南にとどまっていた。

 しかし、高い海面水温の影響で消滅せずに勢力が強まり、26日午後までに進路を北東に変え、折り返すように日本の南に進むとみられる。29日午前には関東の南の海上まで近づく見通し。さらに偏西風の影響などで北上すると予想されている。30日には、本州に接近し、そのまま縦断する可能性がある。

 台風10号は26日午前9時現在、中心気圧は945ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。台風の強さは最大風速44メートル以上の「非常に強い台風」だが、気象庁は28日午前には最大風速54メートル以上の「猛烈な台風」になると予想している。(小川崇)

2016年8月26日11時45分 朝日新聞デジタル