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文楽人形遣いの吉田文雀さんが死去 人間国宝

追悼 文化

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文楽人形を手にする吉田文雀さん(07年4月、大阪市中央区国立文楽劇場)

 文楽人形遣い人間国宝吉田文雀(よしだ・ぶんじゃく=本名・塚本和男=つかもと・かずお)さんが20日午後9時12分、心静止のため死去した。88歳だった。告別式は24日午前11時30分から兵庫県西宮市城ケ堀町1の40の西宮山手会館。喪主は長男、宏氏。

 東京都出身。1945年に文楽人形遣いの二代吉田玉市預かりとなり、初舞台。50年に三代吉田文五郎門下となり、文雀と改名した。

 深い解釈に基づいた渋みのある堅実な芸風と、抑制のきいた演技には定評があった。老女形を得意としたが、どんな役もこなし「曽根崎心中」のお初など若くて色気のある人形の遣い手としても高く評価された。

 あらゆる浄瑠璃に精通し「文楽の生き字引」「文楽博士」ともいわれた。役に従って人形の頭部の首(かしら)を決める「首割(かしらわり)」を半世紀にわたって担当。今年3月、高齢を理由に引退した。91年に紫綬褒章。94年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

2016/8/21 21:02 日経新聞