今日のニュース

気になったニュース

天皇陛下が「生前退位」の意向示す、数年内に譲位=報道

f:id:obaco:20160714003855j:plain

7月13日、NHKなどの国内メディアによると、天皇が生前に皇太子へ譲位する「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示していることが分かった。昨年12月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 13日 ロイター] - NHKなどの国内メディアによると、天皇陛下が生前に皇太子殿下へ譲位する「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示していることが分かった。

数年内の譲位を希望しており、天皇陛下自身が意向を表わす方向で調整が進められているという。

報道によると、天皇陛下は「憲法で定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、公務の大幅な削減や、代役を立てた上で天皇の位にとどまることは望まれていないという。

皇室制度を法的に規定している皇室典範の中に、天皇の生前譲位の規定はない。このため皇室典範の改正が必要になるとの議論が本格化することも予想される。

天皇陛下は1989年1月、昭和天皇崩御を受け、皇位を継承。82歳の高齢ながら、国事行為をはじめ数多くの公務を精力的に務められてきた。

2016年 07月 13日 20:40 JST ロイター

 

 

天皇陛下、生前退位の意向」 宮内庁関係者

f:id:obaco:20160713215054j:plain

新年の一般参賀で、集まった人たちに手を振る天皇、皇后両陛下=1月2日、皇居

 天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を示していることが、宮内庁関係者への取材でわかった。数年前から繰り返し周囲に話していたという。数年内の譲位を望んでいるという関係者もいるが、実現には皇室典範の改正などハードルは高く、複数の宮内庁幹部は具体的な手順について「宮内庁として一切検討していない。天皇陛下のご意向と、実現できるかは別の話だ」と話している。

 天皇陛下は82歳。高齢となった現在も、国事行為や国内外への訪問など公務、宮中祭祀(さいし)にのぞんでいる。2012年2月には、東京大病院で心臓の冠動脈バイパス手術を受けた。

 宮内庁関係者によると、天皇陛下は皇后さまや皇太子さまに意向を伝えているが、生前退位に慎重姿勢を示している皇室関係者もいるという。

 皇室制度を定めた「皇室典範」に天皇の退位についての規定はない。今回の報道を受けて今後、皇室典範の改正や特別法の制定も含めて議論する機運が高まることが予想される。

 宮内庁天皇陛下の公務の見直しを進めているが、天皇陛下は「天皇でいる限りは公務はすべてやりたい」との意向。宮内庁側は公務軽減を検討しているが、天皇陛下は難色を示し、今年5月には、皇居であいさつを受ける「拝謁(はいえつ)」などごく一部だけを取りやめることにとどまった。

 天皇陛下は昨年末の記者会見では「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました」「一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と話していた。一方で、公務の負担軽減については、12年の記者会見で「公的行事の場合、公平の原則を踏まえてしなければならないので、十分に考えてしなくてはいけません。今のところしばらくはこのままでいきたいと考えています」と述べていた。

 海外では、日本の皇室とも親交の深いオランダの女王やローマ法王が相次いで退位を表明している。

 日本でも、昭和天皇まで124代の天皇のうち、半数近くが生前に皇位を譲っている。だが、明治時代以降は天皇の譲位はなくなり、江戸時代後期の光格天皇を最後に約200年間、譲位は行われていない。

 実現に向けては、次の皇位継承者を示す皇太子がどうなるかも検討課題となる。現行の皇室典範では、皇太子について「皇嗣(こうし)たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という」と定めている。しかしいまの皇太子ご夫妻に男子がいないため、皇太子さまが次の天皇に即位しても、現行規定では次の皇太子がいないということになる。

 天皇陛下の退位を定めるために皇室典範を改正する際は、あわせて秋篠宮さまを皇太弟とし、秋篠宮家を東宮家とすることも検討されることになりそうだ。

 生前退位が行われた場合、元号は、現在の「平成」から新たな元号に改められることになる。1979年に制定された元号法により「皇位の継承があった場合に限り改める」と定められている。

 天皇陛下は皇后さまとともに、東日本大震災熊本地震の被災地を訪れ、避難所などで被災者と言葉を交わされている。

2016年7月13日21時13分 朝日新聞デジタル

 

 

天皇陛下が生前退位の意向 皇室典範の改正必要

f:id:obaco:20160713205309j:plain

 天皇陛下が生前退位の意向を示されていることが13日、政府関係者への取材で分かった。陛下は82歳になった今も、国事行為をはじめ、皇后さまとともに大規模災害の被災地を見舞うなど、公務を精力的に続けている。

 政府関係者によると、陛下は少なくとも1年前から生前退位の意向を周囲に示していた。今すぐ退位しなければならない健康上の問題があるわけではないという。

 皇室典範は生前退位について定めておらず、改正が必要になる。

 陛下は1989年1月7日に昭和天皇の逝去に伴い、即位した。天皇として初めて、92年に中国、93年には沖縄を訪問した。

2016/07/13 20:57   【共同通信

 

 

天皇陛下 「生前退位」の意向示される

f:id:obaco:20160713190552j:plain

天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。

7月13日 19時00分 NHKニュース

 

 

天皇陛下 象徴の務め果たせるものが天皇位にあるべき

関係者によりますと、天皇陛下が「生前退位」の意向を示されたのは、今から5年ほど前だということです。以来、天皇陛下は、「象徴としての務めを果たせるものが天皇の位にあるべきで、十分に務めが果たせなくなれば譲位すべきだ」という考えを一貫して示されてきたということです。

天皇陛下は、昭和天皇崩御に伴い、55歳で、今の憲法のもと、初めて「象徴」として即位されました。現代にふさわしい皇室の在り方を求めて新たな社会の要請に応え続けられ、公務の量は昭和天皇の時代と比べ大幅に増えています。
天皇の務めには憲法で定められた国事行為のほかにも公的に関わることがふさわしい象徴的な行為があると考え、式典への出席や被災地のお見舞いなどさまざまな公務に臨まれてきました。前立腺がんや心臓の手術も乗り越え、高齢となっても、天皇の公務は公平に行われることが大切だとして、公務を大きく変えられることはほとんどありませんでした。

一方で、82歳の誕生日を前にした去年暮れの記者会見では、「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました」と率直に老いや間違いを認め、「少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と述べられました。
関係者の1人は、「口には出されないが、負担感はかなり増しているのではないか。普通のお年寄りのように引退して好きな趣味などをゆっくり楽しまれたいはずのお年なのに、記者会見であのように話されたのが大変お気の毒で申し訳なく感じた」と話しています。
また、別の関係者は、「ご自身が考える象徴としてのあるべき姿が近い将来体現できなくなるという焦燥感やストレスで悩まれているように感じる。公務の多さもされど、象徴であること自体が最大の負担になっているように見える。譲位でしか解決は難しいと思う」と話しています。

歴代天皇の譲位

現在、天皇の「生前退位」の制度はありませんが、皇室の歴史をさかのぼると、昭和天皇までの124代の天皇のうち、半数近くで譲位が行われてきました。飛鳥時代半ばの645年、35代の皇極天皇孝徳天皇に譲位したのが始まりだとされます。

その後、平安時代になると、譲位は頻繁に見られるようになり、江戸時代にかけて譲位による皇位継承が半数を大きく上回るようになりました。譲位した天皇には、最高の天皇という意味を表す「太上天皇」の尊称が贈られ、歴史の教科書にもたびたび登場する「上皇」という通称で呼ばれました。
しかし、明治時代半ば、大日本帝国憲法とともに定められた旧皇室典範で、譲位が強制されて政治的混乱を招いた時代があったことなどを理由に、皇位の継承は天皇崩御だけに限られます。これは、戦後まもない昭和22年に制定された現在の皇室典範でも同様で、江戸時代後期の1817年に光格天皇が仁考天皇に譲位したのを最後に、およそ200年間、譲位は行われていません。

皇室典範 天皇退位の規定なし

天皇の位、皇位について、今の憲法では世襲されるとだけ定められ、皇室制度を定めた「皇室典範」にも退位に関する規定はありません。天皇の「生前退位」は認められておらず、天皇崩御すると、皇位継承順位に従って自動的に次の天皇が即位する仕組みになっています。天皇は、生涯引退できない立場にあります。
こうした制度のもと、天皇が未成年であるか、重い病気などで国事行為にあたれない場合に限って、代役を務める「摂政」を置くことが認められているほか、天皇の一時的な体調不良や外国訪問などの際には、「国事行為の臨時代行」が行われています。

 

生前退位なら皇太子が不在に

今の皇室では、皇太子さまが天皇陛下に代わって即位されると、皇太子は不在となります。皇室制度を定めた皇室典範で、皇太子は、「天皇の子」であって、皇位継承順位が1位の皇族とされているためです。男のお子さまがいない皇太子さまが即位されると、弟の秋篠宮さまが皇位継承順位1位となりますが、皇太子にはなりません。
皇室の歴史では、天皇の兄弟や孫を皇太子としたケースや皇位継承順位1位の天皇の弟を「皇太弟」と呼んだケースもあります。天皇陛下の退位が認められるようになると、秋篠宮さまをどのように位置づけるのかが、にわかに検討の対象になってきそうです。

生前退位で元号も変わる

仮に、天皇陛下が生前に退位されて皇太子さまが新たな天皇として即位されると、「元号」が「平成」から新たな元号に変わることになります。昭和54年に制定された「元号法」では、「元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」とされています。天皇の「生前退位」が認められていない今の制度では、天皇崩御皇位が継承された時にだけ元号が変わりますが、天皇の退位によっても元号が変わることになります。

関係者によりますと、天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、仮に、4年後に東京で開催されるオリンピックとパラリンピックの前に退位されると、東京オリンピックパラリンピックは、皇太子さまを天皇とする新たな時代を迎えた日本で開かれることになります。

海外では相次ぐ退位

海外では、ここ数年、国王などによる「生前退位」の表明が相次いでいます。
3年前の2013年には、1月、日本の皇室とも親交の深いオランダのベアトリックス女王が、王位を皇太子に引き継ぐと発表し、続く2月には、ローマ法王のベネディクト16世が、高齢による体力の低下を理由に、ローマ法王としておよそ600年ぶりとされる「生前退位」を表明して世界の注目を集めました。さらに、この年の7月、同じく皇室と親交の深いベルギーの国王アルベール2世が、高齢などを理由に、皇太子に王位を譲ると表明しました。また、おととしにも、スペインの前国王、フアン・カルロス1世が、皇太子に王位を譲っています。

7月13日 20時15分 NHKニュース

 

 

 

 

「生前退位」意向示されたのは5年ほど前 【解説】

天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。担当記者が解説します。


天皇陛下が生前に退位する意向を示されたということですが、どういうことなのか、もう一度詳しく説明してください。

宮内庁の関係者によりますと、天皇陛下は、数年内に、天皇の位を皇太子さまに譲りたいと考えられているということです。去年、82歳の誕生日を前に、記者会見で、「年齢というものを感じることも多くなっている」と述べられた天皇陛下。「天皇の務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考えられ、「務めが果たせなくなれば、譲位すべきだ」というお気持ちだということです。今後、年を重ね、ご自身の考える天皇としてのあるべき姿が体現できなくなる前に天皇の位を次の世代に譲られたいということだと思います。天皇陛下がこうした考えを示されたのは、5年ほど前のことで、以来、この考えを一貫して示されてきたということです。


お気持ちを表明される方向だということですが、どのような形での表明が検討されているのでしょうか?

天皇陛下が、記者会見に近い形で、国内外にお気持ちを表明されることも検討されています。天皇陛下は、これまで誕生日などにあたって、記者団の質問に答える形で会見に臨んできましたが、みずから、会見形式でお気持ちを表明されたことは一度もありません。実現すれば、初めてのことになります。

天皇陛下が生前に退位することは可能なのでしょうか?。

今の皇室制度では、天皇の「生前退位」は認められていません。
天皇崩御した時に限って、皇位継承順位に従って自動的に次の天皇が即位する仕組みになっていて、天皇は、生涯引退できない立場にあります。

退位が可能になる道もあるのでしょうか?

いちばん分かりやすいのは、皇室典範を改正して、天皇の生前退位を制度化することです。一方で、制度化までしなくても、とりあえず天皇陛下が意向を実現できるよう特別に法律を制定するなどの措置も考えられるかも知れません。


仮に、天皇陛下が退位されると「平成」という元号はどうなるのでしょうか?

元号法」で、元号は、皇位の継承があった時に改めるとされています。天皇陛下が退位されて、皇太子さまが新たな天皇として即位されると、「元号」は「平成」から新たな元号に変わることになります。宮内庁の関係者によりますと、天皇陛下は、数年内の退位を望まれているということです。仮に、4年後に東京で開かれるオリンピックとパラリンピックの前に退位されると、東京オリンピックパラリンピックは、皇太子さまを天皇とする新たな時代を迎えた日本で開かれることになります。

天皇陛下の退位の意向、宮内庁や政府はどう対応していくことになるのでしょうか?
A
皇位継承資格の拡大や「女性宮家」の創設など、皇室制度の見直しを巡るここ最近の議論では、政府の有識者会議が設けられるなどしてきましたが、同じような手続きを経ることも考えられます。日本は、4人に1人が65歳以上という時代です。天皇陛下の意向にも配慮しつつ、高齢化社会での天皇の在り方という観点で時代に即した検討が行われていくことになるものと思われます。

7月13日 20時33分 NHKニュース

天皇陛下「生前退位」の意向 NHKが報じる

f:id:obaco:20160713194843j:plain

春の園遊会に出席した天皇、皇后両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻=4月27日、東京・元赤坂の赤坂御苑

 NHKは13日夜、「天皇陛下天皇の位を生前に皇太子に譲る『生前退位』の意向を宮内庁関係者に示された」と報じた。

2016年7月13日19時18分 朝日新聞デジタル

 

 

天皇陛下が生前退位の意向 宮内庁、近く公表へ

f:id:obaco:20160713200858j:plain

 天皇陛下が皇太子さまに天皇位を譲る「生前退位」の意向を示されていることが13日、宮内庁関係者の話で明らかになった。同庁は近く天皇陛下の意向を公表することを検討中だが、現行の皇室典範天皇の譲位を認めておらず、法律の改正が必要となる。関係者によると、陛下は数年前から生前退位を要望され、同庁で内々に検討を進めていたという。

 天皇陛下は現在82歳。69歳だった2003年に前立腺がん、12年には78歳で心臓冠動脈のバイパス手術を受けられている。リハビリやテニスなどふだんの運動で健康を維持されているが、年齢を重ねるに従って耳が遠くなるなど、公務に不安を覚えられていたという。

 昨年は8月15日の全国戦没者追悼式で黙とうとお言葉読み上げの順番を間違えられたことが話題になった。ただ、宮内庁関係者によると、生前退位の意向は最近のことではなく、5年以上前から漏らされていたという。

 近世以前は天皇の生前譲位が頻繁に行われていたが、明治以降に制定された旧皇室典範で譲位はできなくなった。戦後に制定された現皇室典範でも同様に天皇の譲位は否定された。

 近代になって譲位が否定されたのは、「上皇」のような形で「前天皇」と「現天皇」が同時期に存在することは天皇の権威の分散につながることが懸念されたため。

 天皇が未成年の場合や重大な病気などで国事行為ができなくなったときは、典範第16条で「皇室会議の議により、摂政を置く」とされている。摂政天皇に代わって国事行為を行う。就任の順序は皇位継承順位と同じ。近代以降は1921年に病気の大正天皇に代わって皇太子の裕仁親王昭和天皇)が摂政に就任している。

 現行法では天皇位を「譲る」場合、まず摂政を置くことが手順だが、生前の退位、皇太子さまへの譲位をするためには国会で皇室典範を改正しなければならない。

 譲位は近代以降の天皇制の仕組みを変える重大な変更になるため、国民的な議論が必要となる。本来は国民の側からの発議で検討するのが筋だが、宮内庁が生前退位について発表を検討しているということは、天皇陛下の意向がかなり強いとみられる。

016/7/13 21:04日本経済新聞 電子版

 

 

天皇陛下、生前退位の意向

 天皇陛下が生前に天皇の地位を皇太子さまに譲る「退位」の意向を持たれていることが宮内庁関係者の話でわかった。

 陛下は昨年12月に82歳になられた。2003年に前立腺がんの手術、12年に心臓のバイパス手術を受けられており、宮内庁でも高齢の陛下への負担を考慮し、公務のあり方について見直しを続けてきた。皇室制度について定めた基本法である皇室典範には、生前の退位の定めはなく、法改正も必要になるとみられる。

 天皇陛下は1989年1月7日の即位後、憲法に従い、象徴として、国民に寄り添い、皇后さまと公務に当たられてきた。

 戦没者慰霊に尽くし、戦後50年、60年、70年の節目には「慰霊の旅」として、沖縄や広島、長崎、さらに、海外でもサイパンパラオ、フィリピンなどを訪れ、黙とうをささげられてきた。

 しかし、陛下は2003年1月、前立腺がんの手術で前立腺を全摘出。その後のホルモン療法の影響による骨粗しょう症を予防するため、運動療法を続けられている。心臓の冠動脈の狭窄きょうさくが見つかり、12年2月にバイパス手術も受けられた。

2016年07月13日 22時35分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
 
 
 

「前代未聞」「健康状態考慮か」 生前退位意向に海外は

 海外メディアは13日、天皇陛下が生前退位の意向を示したことを「前代未聞の事態」と驚きを持って伝えた。

 仏AFP通信は「歴史の古い天皇制で、この200年間、生前退位は一度もなかった」と速報した。

 AP通信は、健康問題に触れた。82歳になる天皇陛下が体調を崩しながらも「ほとんど公務を減らさず、北に南に移動して被災者を慰問したり、外国からの来賓をねぎらったりしてきた」と報じた。

 中国の大手ポータルサイト「捜狐」は、「生前退位は健康状態を考慮したのではないか」という専門家の声を紹介。「天皇は統治者ではなく、象徴であり、英国王室の役割に近い」「皇太子が後を継ぐことは何年も前から決まっており、生前退位が日本の政治に与える影響は限定的ではないか」との見方を示した。

 「アキヒト天皇」の歩みを振り返る報道もあった。

 英BBCは「天皇第2次大戦時の愛国主義とは距離を置く姿勢でたたえられてきた」と指摘した。

 また、英ロイター通信は「父(昭和天皇)の時代の戦争が生んだアジア各国の傷を癒やし、天皇家と市民の距離を縮めることに努めてきた」と紹介した。戦後70年終戦の日の「おことば」も取り上げ、「『深い反省』を表明したのは、右傾化の脅威に対して平和主義を貫く意図と受け止められた」と読み解いた。

2016年7月13日23時23分 朝日新聞デジタル