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ジョン万次郎撮影か、重臣ガラス板写真見つかる

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吉田東洋のガラス板肖像写真=東大史料編纂所提供

 幕末、ジョン万次郎(~1898)が撮影したとみられる土佐藩重臣・吉田東洋(1816~62)のガラス板肖像写真が見つかり、13日、寄贈を受けた土佐山内家宝物資料館(高知市)が発表した。

 万次郎が撮影した写真は数例しか残っていないという。

 写真は同館の依頼を受けて東大史料編纂所などが調査、額装や写 真の処理方法から、万次郎が撮影した可能性が高いと判断した。東洋が残した日記から、1861年1月29日に江戸で撮影したとみられる。万次郎は前年の 60年に遣米使節団に通訳として随行。その際に、写真技術を習得し、撮影機材を持ち帰ったとされる。

 同館によると、吉田東洋の肖像写真は高知市史など複数の書物に掲載されているが、今回見つかったガラス板写真と構図が同じで、ガラス板写真を複写して掲載したとみられる。

 ガラス板写真は2014年に東洋の子孫の自宅で見つかり、11月に同館へ寄贈された。藤田雅子・同館学芸員は「ジョン万次郎が撮影した写真は数が少なく貴重」と話している。(夏井崇裕)

 ◆吉田東洋=幕末の土佐藩士。土佐藩15代藩主・山内豊信(容堂)に抜てきされ、法整備や経済政策など藩政改革に手腕をふるった。急激な改革や人材登用により守旧派と対立し、1862年4月8日、土佐勤王党員に暗殺された。

2015年03月15日 10時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun