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和歌山男児刺殺:押収のナタに血痕見当たらず

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中村容疑者の自宅から押収物を運び出す捜査員ら(7日午後6時13分、和歌山県紀の川市で)=長沖真未撮影

 和歌山県紀の川市後田(しれだ)の空き地で市立名手(なて)小5年、森田都史(とし)君(11)を刺殺したとして、殺人容疑で7日未明に逮捕され た現場近くの無職、中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)の自宅から、和歌山県警は凶器とみられる剣のような形の大型ナタ3点(いずれも刃渡り約40セン チ)を押収した。ナタに血痕は見当たらないといい、県警はDNA型鑑定などで詳しい調べを進める。

 中村容疑者宅は現場から約50メートル、森田君宅から約80メートル。逮捕容疑は今月5日午後4時14分ごろ、現場の空き地で刃物を使い、森田君 の頭や胸などを切りつけたり刺したりして失血死させたとしている。森田君はほぼ即死状態で、刺し傷が心臓に達していた他、重い刃物を振り下ろされたとみら れ頭の2カ所で骨が損傷していた。腕にも傷があり、全体で10カ所近かった。

 中村容疑者は「男の子を殺していない。見たこともない」と容疑を否認している。

 事件の前後、近所の人が、紺色作業服のような上着にジーンズ姿の中村容疑者とみられる男が空き地に出入りするのを目撃。今年1月ごろ、森田君の中 学1年の兄(12)を傘を持って追い掛けるなど不審な行為があった他、よく似た男が森田君の自宅をのぞき込んでいたという情報もあり、容疑者として浮上し た。県警が目撃者に確認してもらったところ、現場付近で見た若者に間違いないとの証言を得たことから逮捕に踏み切った。

 県警は逮捕後の記者会見で「早い段階から(容疑者を)絞り込んでいた」と明かしたが、中村容疑者の不審な行動を把握したのは事件後で「不審者として相談なども受けていなかった」と説明している。

 ナタ3本は中村容疑者の自室のプラスチック製衣装ケース内にあった。所有に銃刀法上の規制はないが、これほどの大型は林業や狩猟にもほとんど使わ れないといい、県警は入手経路などを調べる。この他、県警は、紺か黒のパーカと青いズボンなどを押収。事件現場の草むら付近からは複数の足跡も採取してお り、重要な物証とみている。

 捜査本部が置かれている県警岩出署で7日、中村容疑者と接見した和歌山弁護士会の弁護士は「事件の内容について話していない。うつむいて疲れた様子だった。説明には返事をするなど受け答えは普通だった」と話した。【倉沢仁志、高橋祐貴、山本健太】

毎日新聞 2015年02月07日 20時28分(最終更新 02月07日 20時41分)

 

 

ゴーグル姿で黙々と木刀素振り…父親は大学教授

  和歌山県紀の川市後田(しれだ)の空き地で5日夕、近所に住む市立名手(なて)小5年・森田都史(とし)君(11)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)は、近隣住民の間で「人付き合いは苦手だが、礼儀正しい」と思われていた。

 県警や近隣住民によると、中村容疑者の一家は二十数年前に住宅街が造成された頃からの住民で、現在は両親と姉との4人暮らし。父親は仏教系大学の教授。中村容疑者は地元の工業高校を中退後は、自宅に引きこもりがちになり、人付き合いも減ったという。

 最近は、自宅敷地内や近くの川の堤防で、縄跳びをしたり、ゴーグルを着用して木刀のようなもので黙々と素振りをしたりしているのを目撃されていた。子供の頃に剣道教室に通っていたこともあり、住民らは「トレーニングをしている」と思っていた。

 近所の会社員女性(46)は中村容疑者が子供の頃、女性の息子とよく遊んでいたことを覚えている。当時は、「お菓子をあげようか」と声をかけても「親に怒られる」と言って断ることもあった。女性は「厳しくしつけられているという印象だった」と話す。

 中学・高校で同級生だった会社員男性(22)も中村容疑者について、「物静かでおとなしく、話しかけても『うん』などの短い返事が返ってくるだけだった。高校もいつの間にか中退していた」と振り返った。

 逮捕状が執行された後の7日午前2時過ぎ、捜査本部が置かれて いる岩出署に移送された中村容疑者は、報道陣のカメラに気づくと、白目をむいたり、膨らませた両頬に指をあてたりしていた。中村容疑者宅の捜索は7日午前 2時半頃に終了。捜査員が段ボール箱数箱とゴミ袋などを持ち、捜査車両に運び込んだ。

2015年02月07日 19時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
 
 

小5殺害容疑者、男児と接点不明 1月に兄追いかける?

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記者会見する和歌山県警の森昇治・捜査1課長(左)と楠俊樹・岩出署長=7日午前3時8分、和歌山県岩出市の岩出署、林敏行撮影

 逮捕されたのは、殺された森田都史(とし)君(11)の家から約70メートルしか離れていない近所の男だった。7日未明、殺人容疑で無職の中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)が逮捕された和歌山県紀の川市の男児殺害事件。「まさかこんな近くで」。地域に衝撃が走った。

■知人ら衝撃「おとなしく穏やかな子が…」

 幼いころの「おとなしい」という印象と、男児を殺害した容疑での逮捕。知人らは驚きを隠さない。

 紀の川市後田(しれだ)の中村容疑者の自宅には7日午後1時過ぎ、再び捜査員が入り、鑑識活動を再開した。

 現場付近に住む女性(49)は、息子が中村容疑者と小学生時代の同級生だったと言う。「家を行き来したり、一緒に外で遊んだりする仲だった。おと なしく穏やかな子で、ご両親が教育熱心なので礼儀正しかった」と当時を振り返る。60代の男性も、「小さい頃はニコニコしていてかわいかった」と話した。

 元同級生らによると、中村容疑者は紀の川市内の小中学校を卒業後、県内の工業高校へと進学した。中学校から一緒だったという元同級生の男性(22)は「目立つタイプではなく、口数が少なかったが、嫌われているわけではなかった」。

 だが複数の元同級生が「転機」とみる出来事が高校時代に起きる。留年したことをきっかけに高校を中退したといい、卒業アルバムにも写真はなかったという。「その後、家に引きこもるようになったと聞いた」(元同級生)

 自宅付近の住民も近年の様子について、「堤防を散歩しているのをよく見た。平日の昼間から歩いていたので、仕事をしていないのかなと思った」「3~4年前からずっと家にいるようだ」と話した。

 このころから、自宅の玄関先付近で、木刀のようなものを無言で素振りしている様子が見かけられていたが、住民らは「高校時代に剣道をやっていたと聞いていたので、不審には思わなかった」という。事件現場で目撃された男がつけていたようなゴーグルをつけて木刀を振っている姿を見たという人もいる。中村容疑者自身も「散歩や運動の時は棒を持ち歩いている」と話していた。

2015年2月7日13時23分 朝日新聞

 

 

和歌山男児刺殺:自宅から複数の刃物…容疑を否認

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移送のため、かつらぎ署を出る中村桜洲容疑者=和歌山県かつらぎ町で2015年2月7日午前2時3分、望月亮一撮影

 和歌山県紀の川市後田(しれだ)の住宅街で市立名手(なて)小5年、森田都史(とし)君(11)が刺殺された事件で、和歌山県警は7日未明、現場 の近くに住む無職、中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)を殺人容疑で逮捕した。「男の子を殺していない。見たこともない」と容疑を否認している。県警は 6日深夜から7日未明にかけて中村容疑者宅を捜索し、凶器とみられる刃物数点を押収した。

 中村容疑者宅は現場から約50メートル、森田君宅から約80メートルの距離で、両親と3人暮らし。逮捕容疑は今月5日午後4時14分ごろ、同市後田の空き地で刃物を使い、森田君の頭や胸などを切りつけたり刺したりして失血死させたとしている。

 事件の前後、中村容疑者に似た若い男が空き地に出入りする姿が近所の人に目撃されていた。また、今年1月ごろ、森田君の中学1年の兄(12)を傘を持って追い掛けたり、近所の女子高校生の周りを不審な様子で走ったりする目撃情報があり、捜査線上に浮上した。

 県警は7日未明に記者会見し、「早い段階から(中村容疑者に)絞り込んでいた」と明かした。中村容疑者の不審な行動を把握したのは事件後だったと いい、「不審者として相談なども受けていなかった」とした。目撃証言では中村容疑者は普通の髪形だったというが、逮捕時は丸刈りだった。県警は事件後に散 髪したとみている。

 森田君は自宅から2軒はさんだ空き地で倒れているのが見つかった。鋭利な刃物による傷が心臓に達していた。頭にも2カ所、刃物を振り下ろされたよ うな傷痕があり、傷は10カ所近くに上った。県警は押収した刃物の詳細を公表していないが、凶器に該当するものがあったという。事件現場の草むら付近から 血痕とともに複数の足跡も採取されており、重要な物証とみて詳しく分析する。県警は6日夕、中村容疑者に任意同行を求め事情聴取。目撃者に確認してもらっ たところ、現場付近で見た若者に間違いないとの証言を得て逮捕に踏み切った。【倉沢仁志、高橋祐貴、山本健太】

毎日新聞 2015年02月07日 11時16分(最終更新 02月07日 13時12分)

 

 

和歌山男児刺殺:発生当初から容疑者を県警マーク

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森田都史君が倒れていた空き地に菓子と飲み物を供え、手を合わせる男性=和歌山県紀の川市で2015年2月7日午前7時13分、幾島健太郎撮影

 殺人容疑で和歌山県警に逮捕された中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)は、以前から子供を追いかけるなどの不審な行動が目撃され、5日夕の事件発生当初からマークされていたという。

 事態が動いたのは6日夕だった。中村容疑者が事件に関与した疑いを強めた県警は、混乱を避けるため、家族が運転する車で中村容疑者を県内の「道の 駅」に呼び出し、県警かつらぎ署に任意同行。事件当日に刃物を持った男を目撃した近所の人に顔付きなどを確認してもらった上で逮捕状を請求した。

 ◇目撃証言と違い丸刈り

 中村容疑者は丸刈りで、目撃証言とは髪形が違ったが「顔は間違いない」との証言を得たという。7日未明に逮捕された中村容疑者は、捜査車両に乗せられてかつらぎ署を出る際、目を見開くなど興奮した様子だったが、受け答えはしっかりしているという。

 県警によると、近所の人への聞き込み捜査の結果、中村容疑者らしい男が森田君の自宅をのぞき込む姿が目撃されていた。森田君の家族に何らかの関心 があった可能性もあるが、中村容疑者は逮捕後、森田君を「見たこともない」と話しており、県警は今後、接点の有無などを調べる。

 県警は午前3時から、岩出署で記者会見。逮捕の決め手は目撃証言だったことを明らかにした。一方、容疑者と森田君の接点については「今のところ、把握していない」などと厳しい表情を崩さなかった。【稲生陽、道岡美波、高橋祐貴】

毎日新聞 2015年02月07日 12時14分(最終更新 02月07日 15時48分)