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「最も侵略的」イネ外来種、根絶に向け全国組織

 環境省から昨年6月に特定外来生物の指定を受けたイネ科の外来種「スパルティナ属」の根絶を目指す全国組織「日本スパルティナ防除ネットワーク(JNPS※)」(事務局・名古屋市中川区)が発足し、31日に愛知県豊橋市で総会を開いた。

 国内の分布などについて情報収集し、早期の発見や駆除につなげるため、活動を通じてその認知度を高めたいとしている。

 スパルティナ属の「スパルティナ・アルテルニフロラ」は北米東部などが原産で、干潟や入り江に生え、繁殖力が強い。干潟が草地に変わり、魚や鳥などの生態系が大きな被害を受けた米ワシントン州政府の資料では「最も侵略的な外来種」と評されている。

 国内では2008年、豊橋市の梅田川で初めて採取された。環境省などによると、愛知県ではほぼ駆除されたが、熊本県では昨年10月時点で最大約8100平方メートルの群落が確認されている。

 JNPSのメンバーは大学教授やNPO職員ら9人。会長で、環境省のレッドデータブック作成に関わる芹沢俊介・愛知教育大名誉教授は「干潟を守るため、連携してこの厄介者を追い出そう」と呼び掛けた。

 ※JNPS=Japanese Network for Prevention Spartinas spreading

2015年02月01日 16時55分 Copyright © The Yomiuri Shimbun