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ヨルダン、後藤さんら2人の安否確認できず

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期限の「日没」を過ぎ、記者会見するムアーズ・カサースベ中尉の父サフィさん=29日午後7時37分、アンマン、三浦英之撮影

 【アンマン=溝田拓士】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件は、ジャーナリストの後藤健二さん(47)と、ヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚との交換が行われないまま、イスラム国が人質を殺害する期限とした29日の日没(日本時間29日深夜)が過ぎた。

 ヨルダン政府はリシャウィ死刑囚釈放の条件として、ヨルダン人パイロットのムアズ・カサースベ氏(26)の生存確認を求めているが、イスラム国は応じていない模様。後藤さんの安否も不明のままだ。

 ヨルダンのモマニ情報相は期限の約1時間前、首相府で記者会見し、「(パイロットの)生存が確認できれば交渉は次の段階に移る」と述べた。人質交換の成否はイスラム国の出方次第との認識を示したものだが、その後、イスラム国の動きは確認されていない。ヨルダン政府関係者は29日夜、本紙の取材に「(生存を証明できるものは)受け取っていない」と語った。
2015年01月30日 13時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

「次は健二の番だ」と脅迫された…後藤さんの妻

 英国に拠点を置くフリージャーナリストの支援団体は29日、後藤健二さんの妻による英語のメッセージを発表した。

 メッセージによると、イスラム国とみられるグループは、「29日の日没までに、健二と交換するためにサジダ(・リシャウィ死刑囚)がトルコ国境にいなければ、ヨルダンのパイロットは直ちに殺害する」ことを世界に公表するよう要求。「さもないと、次は健二の番だ」と脅迫した。

 メッセージの中で妻は、イスラム国から昨年12月2日に届いた脅迫メールで、夫の拘束を知ったことを明らかにした。身代金2億ドルを要求する映像が1月20日に公開された後も、イスラム国との間で数回のメールのやりとりがあったという。

 妻は「私は、これが私の夫にとって最後のチャンスになることを恐れています。そして、夫と(ヨルダン軍パイロットの)ムアズ・カサースベ氏を救出するために残された時間は数時間しかないのです」とした上で、「ヨルダンと日本の両政府には、2人の命がかかっていることを理解してほしい」と訴えた。
2015年01月30日 13時55分 Copyright © The Yomiuri Shimbun 

 

パイロット支援者、ヨルダン政府に反発 日没を過ぎ焦り

 過激派組織「イスラム国」による人質事件で、「イスラム国」が人質交換の期限としていた29 日の「日没」が過ぎた。拘束されているフリージャーナリストの後藤健二さん(47)とヨルダン軍パイロットのムアーズ・カサースベ中尉の解放に向けた目に 見えた進展はなく、関係者は焦りを募らせている。ヨルダン政府が求めた中尉の生存確認に対し、「イスラム国」からの反応がないなか、中尉の救出を求める支 援者らは、政府の対応に反発している。

 カサースベ中尉の父サフィさんは29日の日没後の午後7時半、首都アンマンにある集会場で記者会見を開き、「息子が生きているかどうかだけでも知らせてほしい」と訴えた。

 「イスラム国」が新たな画像をネット上に投稿したのは同日未明。イラク時間の29日の日没(日本時間同日午後11時半ごろ)までに、後藤さんとヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚を交換する用意ができなければ、中尉を殺害するという内容だった。

 これを受け、ヨルダン政府は29日の日没前に記者会見を開き、中尉の生存確認を最優先する姿勢を示した上で、「リシャウィ死刑囚を交換する用意がある」と提案。一方で、「同死刑囚はヨルダンにいる」とし、交渉がまだ十分には進んでいない可能性が明らかになった。

 こうした政府の対応に、中尉の支援者たちは反発。記者会見が開かれた集会場では、詰めかけた約200人が「中尉を救うため、リシャウィ死刑囚を早く解放すべきだ」などと訴えた。

2015年1月30日14時54分 朝日新聞

 

イスラム国」人質:中尉生存いまだ不明 日没後沈黙

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非公開の政府会議後、記者の質問に答えるヨルダンのモマニ・メディア担当相=アンマンで29日、ロイター

 【カイロ秋山信一、アンマン田中龍士、パリ宮川裕章】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)にフリージャーナリ ストの後藤健二さん(47)が拘束された事件で、ISとみられるグループがヨルダンで収監されているサジダ・リシャウィ死刑囚の引き渡し期限としていた 29日の日没(日本時間同日深夜〜30日未明)から12時間以上過ぎた今も、IS側から公式な反応はなく、死刑囚との交換が提示されていた後藤さんに関す る情報も明らかになっていない。ISに拘束されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の生存確認を求めるヨルダン政府に対し、IS側が中尉の 生存を示す証拠を示していないため、両者の交渉は難航している模様だ。

 ISとみられるグループは、29日の日没時までにISの前身組織メンバー、リシャウィ死刑囚をトルコとIS支配地域との境界に連れてくるようヨル ダン政府に要求。実現しなければカサスベ中尉を殺害すると脅迫していた。今のところ死刑囚の釈放は確認されていない。カサスベ中尉の生存が確認されなけれ ば、ヨルダン政府が死刑囚の釈放に応じる可能性は低く、後藤さんの解放にも影響が出る。

 「後藤さんと死刑囚の交換」を要求するIS側に対し、ヨルダン政府は「中尉と死刑囚の交換」を求めるなど、両者の思惑には大きなずれがあった。ヨ ルダン政府は27日以降、カサスベ中尉の生存確認ができていないことを再三強調している。ISが明確な証拠を示さないため、交渉は行き詰まっているよう だ。

 ヨルダンのモマニ・メディア担当相は29日、「(ISとの)交渉は続いているが、カサスベ中尉が生存している証拠が得られていない」と説明。後藤さんについては「日本政府と連携し、努力を続けている」と述べるにとどまった。

 ISに約10カ月間拘束され、2014年4月に解放されたフランス人記者、ニコラ・エナン氏(39)によると、ISはエナン氏を拘束中、フランス 当局にエナン氏が生きていることを証明するため、ビデオの撮影などを複数回行った。本人だと証明するため、家族の名前やペットの名前を言わされることも あったという。ヨルダン政府もこうした証拠を要求しているとみられる。

毎日新聞 2015年01月30日 11時26分(最終更新 01月30日 12時46分)

 

ヨルダン政府要求応じず 事態はこう着

後藤健二さんを拘束しているイスラム過激派組織「イスラム国」とみ られる組織が、後藤さんと引き換えにヨルダンで収監中の死刑囚をトルコ国境で引き渡すよう求めた期限からおよそ半日が過ぎましたが、ヨルダン政府は現段階 で要求に応じておらず、「イスラム国」側から反応も示されないなか、事態はこう着しています。

インターネット上に投稿された後藤健二さんを名乗る男性の新たな音声メッセージは、後藤さんの解放 と引き換えにヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚を釈放して、日本時間の29日午後11時半ごろまでにトルコ国境で引き渡すよう求め、応じなけれ ば「イスラム国」が拘束しているヨルダン軍のパイロットは直ちに殺害されるとしていました。
期限が迫るなか、ヨルダンのモマニ・メディア担当相 は、ヨルダン政府はパイロットとリシャウィ死刑囚を交換する用意があるとしたうえで、「現時点でパイロットの生存を確認できる証拠を受け取っていない」と 述べ、まだ要求に応じられる状況ではなく、死刑囚はヨルダン国内に居ることを明らかにしました。
これに対し、「イスラム国」側から後藤さんやパイロットの安否に関わる新たなメッセージの発信は確認されていません。
新しい動きがないなか、2人の解放を巡る交渉はこう着した状態が続いています。

1月30日 11時51分 NHKニュース