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欧州首脳、対テロ協調で結束へ パリ大規模行進参加

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11日、パリの通りをデモ行進するフランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相ら各国首脳=ロイター

 【パリ=竹内康雄】フランスの週刊紙銃撃事件など一連のテロを受け、欧州各国の首脳は11日、パリで一堂に会し、対テロで協調することで結束する。午後 からオランド仏大統領の呼びかけでパリで「反テロ行進」を実施する。国際社会が「表現の自由」を尊重し、テロに屈しない姿勢を示す狙い。欧米のテロ担当閣 僚は同日、テロを事前に防ぐ対策強化で一致し、共同宣言を発表した。

 行進にはオランド大統領やメルケル独首相、キャメロン英首相、レンツィ伊首相、ラホイ・スペイン首相のほか、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府アッバス議長らが参加する。閣僚らを含めると約50カ国・地域の首脳・閣僚が参加する。100万人規模の市民も参加する見通しだ。

 行進前には、オランド大統領が各国首脳らを大統領府(エリゼ宮)に招き、各国がテロとの戦いを協力して進めることで一致する予定だ。

11日、フランス週刊紙銃撃など一連のテロ事件での犠牲者の追悼と表現の自由を訴えるデモ行進参加のため、パリの共和国広場に集まった人々=ロイター
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11日、フランス週刊紙銃撃など一連のテロ事件での犠牲者の追悼と表現の自由を訴えるデモ行進参加のため、パリの共和国広場に集まった人々=ロイター

  テロ対策を話し合う国際会議も同日開かれ、欧米12カ国の閣僚が出席した。カズヌーブ仏内相は会議後、「合意事項を実行に移し、テロ防止につなげたい」と 強調。出席したホルダー米司法長官は、2月18日にテロ対策を含む安全保障に関する首脳級会議をワシントンで開くと表明した。

 採択した共同宣言には、インターネット事業者と協力し、テロにつながりうる情報を早期収集する仕組みの構築のほか、欧州の国境警備の強化、航空機に搭乗する顧客の情報収集を進めることを盛り込んだ。

  週刊紙「シャルリエブド」への銃撃事件を巡っては、実行犯はフランス人でありながらイスラム過激派との関連が疑われている。イエメンなどで訓練を受けてい たとの情報があり、テロを未然に防ぐには、各国間で過激派メンバーの情報を迅速に交換できるかどうかが鍵になりそうだ。

2015/1/11 22:43 日経新聞