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パリで11日、対テロ国際会議…緊密に情報交換

 【パリ=石黒穣】フランスの警察と軍の特殊部隊は9日、仏政治週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ本社銃撃事件の容疑者兄弟と、別の立てこもり事件を起こした男をそれぞれ、銃撃戦の末に射殺した。

 兄弟と男はイスラム過激派組織と関係があり、連携して一連の犯行に及んだ可能性も浮上。仏政府は11日にパリで閣僚級の対テロ国際会議を開催し、各国と情報交換を緊密にしてテロ対策に乗り出す構えだ。

 オランド大統領は2事件の解決を受け、9日のテレビ演説で、「テロに立ち向かおう。結束こそ、最高の武器だ」と述べた。仏検察は同日、記者会見し、国内2か所で特殊部隊による包囲作戦を展開、3容疑者を殺害したと発表した。

 7日に新聞社を銃撃して12人を殺害したアルジェリア系フラン ス人のサイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)両容疑者兄弟は、パリ北東ダムマルタンアンゴエルで9日朝から約8時間、印刷所に籠城した。同日 午後5時(日本時間10日午前1時)頃、両容疑者は外に出て発砲。印刷所を包囲していた特殊部隊と銃撃戦になり、殺害された。

 9日午後にはパリのポルトドバンセンヌ地区で、アメディ・クリ バリ容疑者(32)がユダヤ人向けのスーパーマーケットに押し入り、買い物客らを人質に取ったが、特殊部隊の突入で射殺された。突入時には人質4人がすで に殺害されていた。クリバリ容疑者は、8日にパリで女性警官を殺害した容疑で公開手配されていた。

 同容疑で公開手配されている、クリバリ容疑者の内縁の妻とされるアヤ・ブメディン容疑者(26)は所在不明となっており、捜査当局が行方を追っている。

2015年01月10日 23時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun