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仏週刊紙テロ:表現の自由守れ!漫画をツイッターに投稿

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仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件に弔意を示し、ツイッターに投稿された漫画。「彼が先に描いて来たんだ」と話している。

 ◇世界の風刺漫画家が銃撃非難、被害の仏漫画家へ連帯表明

 仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件を受けて、世界の風刺漫画家が銃撃を非難し、「表現の自由」を守ろうと訴える漫画をツイッター上に相次いで投稿。被害に遭ったフランスの漫画家たちへの連帯を表明している。

 オーストラリアの漫画家、デービッド・ポープさんは「今夜は眠れない。私の思いはフランスの漫画家と家族とともにある」との言葉とともに、黒ずく めの姿で銃を構える男と、ペンだけを握りしめて血を流して横たわる漫画家の絵を投稿した。「彼が先に描いたのだ」と銃撃を正当化する男のセリフが、ペンに 銃で対抗する理不尽さを際立たせている。

 インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙の著名漫画家、パトリック・シャパットさんは、事件で亡くなった漫画家の友人たちの名前とともに「ユーモアがなければ、私たちは死んだも同然だ」とつぶやく男性の姿を描いた。

 オランダの漫画家ルベン・オッペンハイマーさんの絵では、2本の巨大な鉛筆に向かって飛行機が突っ込んでいる。今回の事件が、2001年にニュー ヨークの世界貿易センタービルなどで起きた米同時多発テロ事件同様の深刻なテロであることを示す意図があるようだ。日本を拠点に主に中国の社会問題などを 風刺する王立銘さんも、巨大な鉛筆に向かって「兵器を見つけたぞ」と叫ぶ銃を持った男性を描き、風刺漫画の持つ力を表現した。【米村耕一】

毎日新聞 2015年01月09日 11時07分(最終更新 01月09日 13時13分)

 

テロ兄弟追跡、緊迫の農村…井戸や物置まで捜索

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8日、仏北部ロンポンで、街を捜索する警官隊(AP)

 【ロンポン(フランス北部エーヌ県)=三好益史、パリ=三井美奈】パリの政治週刊紙「シャルリー・エブド」に対する銃撃事件で、警察当局は8日、公開手配した兄弟2人が目撃されたパリ北東エーヌ、オワーズ両県で「テロ犯」を追跡した。

 ヘリコプターが上空でうなりをあげる中、特殊部隊員らは銃口を向けて民家を回り、フランス北部の農村は緊迫した空気に包まれた。

 犯人の潜伏場所に近いとみられたロンポン村と隣接するコルシ 村。防弾チョッキを着て銃を持った特殊部隊員が、2村合わせて人口約600人の地域を一軒一軒回り、不審者を見なかったかどうかを尋ねた。警察が隊列を組 んで移動し、住民は不安そうに様子を見つめていた。夕方からは村周辺の森の中まで捜索した。

 コルシ村の住民は8日夜、ロイター通信に対し、「男たちは森にいる可能性があると聞いている」と話した。また、ロンポン村の住民は「銃撃犯が近くで車を乗り捨てたかもしれないので、屋内にいるよう警察に言われた」と語った。

 パリジャン紙が報じた写真には、武装警察1人が小銃を掲げて警戒する中、2人の警察官が農家に接近する様子が映っていた。覆面姿の武装警察が、人けのない民家の入り口に銃口を向け、様子をうかがう姿もあった。家屋のほか、井戸や物置も捜索対象となった。

 警察は、2村を含め約20平方キロ・メートルを封鎖した。ロン ポンは、容疑者の一人が最近まで住んでいたとみられる仏北東部ランスとパリのほぼ中間にある。ロンポンの集落に入る道路も通行止めとなり、警察車両の近く で警官数人が周辺に目を光らせ、「包囲作戦」であることをうかがわせた。

 欧州の主要メディアなど約30社の記者は、カメラなどを構え、容疑者が逮捕された場合に警察車両が通るのを待ち構えていた。地元テレビの記者は「村に入るルートを探したが、どこも封鎖されていた。ここまで特定されれば、犯人逮捕は近いのではないか」と話していた。

 仏内務省の8日の発表によると、フランス全土で8万8000人規模の警戒態勢を敷いた。だが、8日の捜索は空振りに終わったようだ。ロンポンでは午後10時前、100台近い警察車両が現場から立ち去って行った。

2015年01月09日 15時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
 

「殺された警官、イスラム教徒だった」国連総長

 【ニューヨーク=広瀬英治】国連潘基文(パンギムン)事務総長は8日、フランスの政治週刊紙銃撃事件について「歩道で冷酷に殺された仏警官はイスラム教徒だった」と指摘し、「この事件は宗教戦争などではなく全人類に対する襲撃だ」と記者団に強調した。

 その上で「憎しみに負けたり分裂を広めたりするのは暴力の連鎖を招くだけで、テロリストの思うつぼだ」と述べ、報復的な行動を強く戒めた。
2015年01月09日 13時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun